世代を問わずに愛される、モーニング娘のディスコナンバー
2000年12月に発売された7枚目のシングルであり、中澤裕子さんの卒業の曲でもあります。「LOVEマシーン」に続き、アレンジはダンス☆マンさんが担当された、ディスコティックなノリの良い1曲に仕上がっています。発売が12月だったこともあり忘年会を意識したのかと思います。親しい仲間同士のパーティに使っても大変盛り上がる歌詞ですが、サビ部分ではつんく♂さんの愛を大切にしたい、という思いも込められているのではないでしょうか。
衣装はエナメル素材のトップスに、なぜか配管用ホースがつけられているというユニークなものでした。ダンスもとてもクールで文句なしに格好よいです。少し人数が増えていましたが、よく揃っていました。間奏での「超超超 いい感じ」という歌詞で手裏剣を投げるような振付も、おちゃめなのになぜか格好いい。彼女たちがアイドルとしての自信とキャリアが形成されたことが見て取れます。
台湾でも、アイドルグループ「4 in love」やモー娘の姉妹グループである「冰淇淋少女組。(アイスクリー娘。)」がカバーしています。私は大阪の多言語FMの番組で4 in loveのバージョンを偶然聴いたことがありますが、曲が良いとどのような言語で歌っても聴き栄えがするのかと感心しました。
4 in loveは歌い方・演奏ともにモー娘よりライトタッチな仕上がりで、別物にしようという工夫がされています。それに対し、アイスクリー娘はオリジナルに忠実なカバーをしています。ダンスはモー娘とは違い、可愛らしいものです。
ディスコナンバーは聴いていてとても楽しいです。ディスコが大流行した頃は子供だったので、1度も足を運んだ経験はありません。しかし、魅力的な音楽は世代を問わず楽しい気分になれますし、いつまでも愛されるのかもしれません。私にとって、「恋愛レボリューション21」はいつまでもお気に入りの1曲となりそうです。