各々の時代と環境に順応しながら生きた人間の足跡にふれられる
「カッパドキア」
ネブシェヒール空港またはカイセリ空港を出発地点として、広大なエリアに奇岩群を構成するトルコの中部のカッパドキアを一日で周遊するツアーです。日本語ガイドは、地球の地核現象が築き上げた世界遺産を解説してくれます。
カッパドキアのエリアの近くのそびえる火山、エルジェイス山、ハサン山は太古の昔から、度重なる大噴火を繰り返しました。噴火によってこのエリアに堆積した火山岩、火山灰、粘土、石灰華、玄武岩は、噴火の証を後世に伝えるかのように層を作り、風雨によって侵食を受けました。
カッパドキアのエリアには、この世のものとは思えないような、特徴のある奇岩群が作り上げられました。まるで、地球が芸術家となって想像した、アース・アートそのものです。この地を訪れた人は誰でも、その特異な景観に圧倒されます。
地球の創造行為に驚嘆するのですが、そればかりではありません。この岩だらけの土地を巧みに利用しながら、中世の人々が暮らしていたことです。奇岩を懲り削り、玄関や窓を作り力強く生活したのです。奇岩だらけの土地は決して実り豊かで住みやすいということはなく、過酷な生活であったに違いありません。人間の知恵が自然を克服し、穏やかな暮らしを支えたのです。
ギョレメ屋外博物館の中には、この地域に暮らした人々が祈りを捧げた教会も残されています。カイマクル地下都市には、岩をくりぬいて、途方もなくゆったりとした生活空間が作られています。太陽の光を浴びることなく人間は生活することができるのかが疑問に思えるのですが、地下の生活空間で、長年キリスト教を信仰しながら生活した人がいることが紛れもない事実のようです。
各々の時代と環境に順応しながら生きた人間の足跡にふれることができます。
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■カッパドキア終日観光
取扱会社:HIS
催行日:毎日
ガイド:日本語
訪問スポット:ギョレメ野外博物館、カイマクル地下都市、パシャバー、エセンテペ・ハト、ウチヒサール
所要時間:10時間(8:40スタート)
出発場所:ネブシェヒールまたはカイセリ空港
食事:昼食
料金:90ユーロ(2013年3月現在)
ホームページ:カッパドキア終日観光
※上記データは記事公開時点のものです。