●Adobe Premiere Elements
Adobeのコンシューマ向けビデオ編集ソフトです。名前に「Premiere」とあるように、そのビデオ処理エンジンには、プロ向けビデオ編集ソフト「Premiere Pro」のエンジンが搭載されています。しかし、Adobe Premiere ElementsのインターフェイスはPro版のそれとは全く異なり、使いやすさに重点を置いた設計が採用されています。したがって、Premiere Pro を利用する前にインターフェイスに慣れるためといった使い方には適しません。
「Adobe Premiere Elements 11」の編集画面
現在のバージョンは、2011年10月に発売された「Premiere Elements 11」が最新バージョン。ソフトの紹介で、よく「直感的に操作できる」という紹介がありながら、とても直感的な操作とは言えない製品が多い中、このPremiere Elements 11は、本当の意味での直感的操作が可能です。
たとえば、クリップをトリミングしたい、効果を設定したい、色調を補正したいとユーザーが望んだ操作にスピーディにアクセスできるインターフェイスが特徴です。
・映像の取り込みが簡単
AVCHD形式などHD画質の映像データが、簡単に取り込めます。とくに取り込み作業に不安のあるユーザーには、この簡単さがおすすめです。
・編集モードの選択
まったく初めてのユーザーは、「クイックモード」で簡単な操作で作業を行い、プロのサブツールとして利用するユーザーは「エキスパートモード」で高度な機能を使って作業を行うなど、ユーザーレベルに合わせたモード選択ができます。
エキスパートモードの編集画面
・インスタントムービーでプロ並みムービーを作る
インスタントムービー機能を利用すると、プロ並みのムービーがドラッグ&ドロップだけで完成。とにかくビデオ編集をしてみたいというビギナーにはおすすめ。
・機能が豊富
本格的なムービー作りの機能も備え、ビデオのスピードを自在に調整する「モーショングラフィックス」やエフェクト、アニメーションを使った効果も簡単に利用できます。これによって、本格的なムービーを作り込むこともできます。ビデオ編集に慣れてきたら、じっくりとムービー制作に取り込んで下さい。
・公開も簡単
YouTubeを始め、さまざまな動画公開サイトへのアップロードと公開作業が手軽にできるように、アップロード機能も充実しています。
・Premiere Elements 11のレビュー記事