目標を立てる
目先だけではなく、生活全体を振り返り、生活行動の改善を図ることが、お金を貯める最短のこと
今、生活の中で、「ここがだらしないな」と自覚している部分はあるでしょうか。例えば、朝が弱くて寝坊が多いとか、家が片づけられないとか、嗜好品(酒やタバコ)の摂取量が増えているとか、時間にルーズだとか……。こうした点を改善する目標を立てるのも素晴らしいことです。
あまり大げさな目標ではなく、今より生活が少しよくなるような、ハードルが低い目標で構いません。達成の確率が高い目標から取り組む方が、相乗効果によって、貯蓄もうまくできるようになる傾向があります。つまり、「お金を貯めたいなら、生活にも変化を」ということです。
お金と生活習慣の改善というのは、一見、関係がないように思えるかもしれないが、実は密着した関係があります。私たちの生活はお金を使うことで成り立っているのだから、生活にだらしない部分があれば、お金の面でもだらしなくなるのは必然。本気で貯金をしたいなら、生活を見直すことが、遠回りのようでいて実は近道、しかも強力な方法なのです。
片付けが苦手だった人が、片付けを始め、生活環境を整えると、不思議とお金がたまっていったということはよくあることです。お金を自分が思うように管理していくための方法として、生活改善の目標を一つ見つけてみましょう。
お金を貯めるには、目の前のお金よりも生活全体を
貯められない人に一番多いのが、生活面でルーズであること。実際、家の中が散らかっていたり、時間にルーズだったりする人で、きちんと貯蓄があるという人は見たことがありません。日々の生活にルーズな面のある人は、まずそれを直す努力をしてほしい。家計の建て直しはそこからです。また、ルーズではないにしても、「生活の改善など自分にはできない」と決めつんでいる人は、それを改善に向かわせる努力をしてみると良いと思います。これだけで、必ずお金の面に変化が現れますから、ぜひ取り組んでみてください。
新年度は、小さな克服とその積み重ねを目標にすれば、貯蓄の道も順調に開けていくと思います。