年間を通してフェスティバルが行われる「エアフルト」
古くから商業の交易地として栄える「エアフルト(Erfurt)」は、伝統的な静かな佇まいと近代的な商業施設やをあわせ持つ街です。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、テューリンゲン州の州都、ドイツ中東部の中心地として多くのヨーロッパ各地からの観光客が訪れます。エアフルトは大聖堂とその広場、そしていくつかの川と数多くの橋からなっています。商業の主要交通としての役割を果たしていた川沿いには、レストランやカフェなど今も個性的な店が建ち並びます。
最も有名なクレーマー橋(Kraemerbruscke)周辺は、ドイツ特有の木枠の建物でできた街並みです。橋をテーマにした雑貨屋、チョコレート専門店など、女性なら必ず立ち止まりたくなる店が並びます。
気候の良い季節には飲食店が集る広場でテューリンゲンの郷土料理ジャガイモ団子(Kloesse)やソーセージ、黒ビールを楽しみましょう。
エアフルトでは年間を通してフェスティバルが行われています。大聖堂前の広場は、農産物や甘いお菓子、地元工芸品が並ぶマーケットや、観覧車や乗り物のある大掛かりな遊園地にも生まれ変わります。
中でも12月のクリスマス・マーケットはその質、規模ともにドイツで3本の指に入るともいわれています。冬の終わりのカーニバルも盛んです。
そのほか、大聖堂やセヴェリ教会をはじめとするさまざまな教会や修道院、市庁舎など、街の至る所で中世の建築に出会えます。
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■主要都市からのアクセス
・ICE(特急) エアフルト中央駅まで
・ベルリンから2時間半
・フランクフルトから2時間半
・ライプツィヒから1時間
・ヴァイマルから15分
■現地情報など
48時間有効の「エアフルトカード」は、トラムとバス、ミュージアムなどの入場料が無料になります。
■Erfurt Tourismus
ホームページ:Erfurt Tourismus
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