ヨーロッパの歴史の象徴都市「ストラスブール」
ライン川という物流の大動脈に接するストラスブールは、フランスとドイツ間の領有権の争いの中で、発展していきます。17世紀、三十年戦争にてフランス王国領となるも、その後の晋仏戦争ではドイツ帝国領となり、第一次世界大戦で、再びフランス領、第二次世界大戦中はドイツ領、そして1944年にようやく現在のフランス領に戻った背景から、ここストラスブールはヨーロッパの歴史の象徴といわれています。現在は欧州議会の本会議場、欧州評議会、欧州人権裁判所といった、EUの重要な議会のあるEU象徴都市です。
観光客用に水上バスも運行
ライン川の支流、イル川の中州にあたる周囲2kmばかりの小さな島の部分が、いわゆるメイン観光地になります。この島の中にノートルダム大聖堂(カテドラル)、小水路に立ち並ぶアルザス伝統の木組みの家の密集地プチット・フランス、ルーブル・ノートルダム美術館、パレ・デ・ロアンなどの観光スポットがあります。また、観光客用に水上バスも運行されています。水上バスから見るプチット・フランス地区は大変趣がありますのでぜひご利用ください。
郊外にある欧州本会議場(European Parliament)も見ておこう
旧市街地から離れた郊外にある欧州本会議場。この建物に隣接して欧州評議会、欧州人権裁判所が建っています。本会議場は、ガラスとメタルフレームが印象的な円形の斬新な建築です。ここへは水上バスでもアクセスできます。最新の交通街づくりに驚く
ここストラスブールを訪問して驚いたのは、市内を走るトラム(路面電車)の斬新さ。ベビーカーや車椅子の方でも利用しやすいように、停留所とトラムの床が同じ高さのノンステップ・トラムになっています。ストラスブールの公共交通機関は世界中で高く評価され、世界各国から多くの都市行政関係者が、視察に訪れているそうです。<DATA>
■ツアー名:ストラスブール市内ツアー
取扱会社:あるざすかい
ホームページ:ストラスブール市内ツアー
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