あのモン・サン=ミシェルの全景を堪能できる!
708年にアヴランシュの司教オベールの夢に大天使長ミカエルが現れ、現在モン・サン=ミシェルが建っている小島に聖堂を建てるようにお告げをしたことから建設されたモン・サン=ミシェル。
最初は小さな礼拝堂のみでしたが、966年にノルマンディー公リシャール1世がカトリック最古の修道会であるベネディクト会の修道院を建てて以降は増改築を繰り返し、13世紀にほぼ現在見られるような姿に完成しました。
ゴシック様式を基本として、教会堂はカロリング様式、身廊はノルマン様式で、内陣はフランボワイアン・ゴシック様式(オリジナルはロマネスク様式)、鐘楼と尖塔はゴシック・リヴァイヴァル様式と多種多様な中世の建築様式が混在しているユニークな修道院です。
モン・サン=ミシェルと言えば、満潮時には周囲から孤立、完全に海に浮かぶ小島となる神秘的な景観で有名でしたが、1877年に対岸とを結ぶ道路が造られたせいで砂が堆積し、かつての情景を目にすることはほぼ不可能になってしまいました。
そのため現在は再び以前の姿を取り戻すべく道路を取り壊し、潮流を堰きとめない橋をかける工事が進行中。2015年に完成予定です。早く本来の姿を見たいものですが、今でも十分に美しいモン・サン=ミシェル。
スケジュールの都合もあるでしょうが、日帰りするのはあまりにももったいない。多少無理をしてでも1泊して昼夜両方の表情を堪能することをおすすめします。
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価格:220ユーロ~
言語:日本語
所要時間:2日
開催曜日:毎日
催行会社:エミトラベル
ホームページ:世界遺産モンサンミッシェルの全景を堪能!選べる対岸 or 島内エリア宿泊観光ツアー
※上記データは記事公開時点のものです。