世界で一番歴史の長い餃子店
中国料理を代表する料理の一つ、餃子。中国全土、ほとんどどこでも食べられますが、もともとは東北地方の料理と言われています。実際、東北の人は実によく餃子を食べますが、もともとはおめでたい時に食べるお祝いの料理でもあり、年越し餃子の習慣もあります。瀋陽にある餃子の名店「老辺餃子館」は、清の時代1829年に辺福によって創始されました。現在は辺福から数えて四代目。その称号の数々はちょっと数えるのが大変なほど。瀋陽に限らず、東北でも指折りの有名店と言って良いでしょう。2000年には中国版ギネス(本物のギネスブックとは関係がありません)、上海大世界ギネスによって世界で一番歴史の長い餃子店に認定されました。
一般的に中国の餃子は水餃子ですが、こちらは蒸し餃子が名物で、写真のようなセイロで供されます。合わせて、日本人の好きな焼き餃子(煎餃、もしくは鍋貼という)も少数ながらありました。
お店は広くてとてもきれいで、活気に溢れています。お味ももちろん絶品、お値段は多くのものが20元代で収まっていたと思います。
場所は、瀋陽を代表する繁華街、「中街」のど真ん中、地下鉄「中街」駅の目の前にあり、観光のついででも非常に行きやすい場所ですので、瀋陽へ行ったら是非とも訪れていただきたいお店です。
■老辺餃子館
住所:遼寧省瀋陽市瀋河区中街路208号
電話:(024)24843956
営業時間:10:00~22:00
定休日:なし
アクセス:地下鉄「中街」駅すぐ
HP:http://www.laobian.com.cn/
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