■ ステップ1 何のために家が欲しいか?を家族で話し合う
「家づくりを通じて幸せを形にする」というテーマで一番はじめに大切な要素がこれです。なぜなら、家を手に入れたい根底の動機が明確になるからです。何のために家を手に入れようとしているのでしょうか? 紙に書き出したり、家族で話し合うところからスタートしてみましょう。
■ ステップ2 夢、幸せに基づいた動機を見つけ出す
ステップ1で紙に書き出したり、話し合ったりした動機の中で、「夢、幸せ」に基づいている動機を見つけ出します。先ほどの例でもあげた「たくさんの人が集うサロンのようなリビングにしたい!」というのも、夢に基づいた動機です。
■ ステップ3 家を取得する5つの手段を知る
ステップ1、2で導きだされた動機を、より具体的に満たしてくれる家を手に入れるにはどうすればいいのでしょうか? 家の取得方法は、大きく5つあります。1つ目はハウスメーカーで家を購入する。2つ目は工務店で家を建ててもらう。3つ目は、設計事務所で家を設計し、工務店で家を建ててもらう。4つ目は、既に建っている建売りの家を購入する。5つ目は、中古の一戸建てやマンションを購入する。それぞれの特徴を把握することで、自分たちの欲しい家の取得方法が明確になります。
■ ステップ4 実際に足を運んで体感する
ステップ3と合わせて実践したいのが、「実際に建っている家を見に行く」ことです。できれば、既に住んでいるご自宅に伺って、住み心地や「家づくりでどういった経験を得たか?」を直接ご本人たちから話しが聞ければよりベターです。ハウスメーカー、工務店、設計事務所のそれぞれでもそういった「実際に住んでいる家を見学させてもらえる機会」を設けているところもあります。建売りの家や中古の家も見ることが可能ですので、実際に足を運んで体感してみましょう。
■ ステップ5 家づくりの順番を知る その1 FPに相談する
具体的に家の入手方法が決まれば、次に行うのが実際の家づくりのステップです。ますはじめにすることは、ファイナンシャルプランナー(以後FP)に家づくりの総額を算出してもらうことです。銀行窓口でローン金額を決めたり、土地が見つかってから慌てて総額を決めたりする方もいます。しかし、銀行の窓口で教えてもらえるローンの総額はあくまでも総収入と現在借り入れがあるかどうかで算出したもので、家族構成やライフスタイルの違いなどを考慮するのは自分たちの判断になってしまいます。詳細は別途お伝えしますが、FPに家族構成やライフスタイルを踏まえたライフシミュレーションを組んでもらい、総額を決めることが大切です。
■ ステップ6 家づくりの順番を知る その2 家の予算を算出する
2番目に「家の予算を出す」と聞くと「土地が決まっていないのにどうして家の予算が出せるの?」と思う方もいるでしょう。もちろん、詳細の金額は土地が決まってから算定します。しかし、土地が決まる前でも、「どういった家が欲しいか?」をヒヤリングすれば、大体の概算予算は算定が可能です。ハウスメーカーなら担当の営業マン。工務店なら担当の営業マン、または設計士か社長。設計事務所なら設計担当者など。「土地がまだ決まっていないんですが、自分たちの欲しい家の総額をざっくり掴みたいので相談にのってもらえませんか?」と聞くと良いでしょう。
■ ステップ7 家づくりの順番を知る その3 最後に土地を探す
FPによる総額算出、次に家の予算の算出が出来れば、ようやく最後に土地を探しはじめます。土地の予算は、「総額 — 家の予算」です。この順番で家づくりを進めるメリットは、最終的に予期しない予算オーバーがほとんどないことです。なぜなら土地を購入する前に、総額と家の予算とのバランスを見ながら予算管理が可能だからです。