主賓スピーチのポイント
主賓が行うスピーチで、一般的には新郎新婦の上司や恩師などが多いようです。話す時間は3分~5分くらいが妥当でしょう。主賓スピーチは少しくらい長めになっても許される雰囲気はありますが、披露宴の冒頭でもありますし、あまり長くなると聞いているゲストもイライラとしてきますので、簡潔にまとめるのに越したことはありません。新郎新婦の紹介は具体的なエピソードを交えて
本人についての話は、具体的なエピソードを入れるのがお勧め。「新郎は非常に真面目で、課題に対していつも真剣に取り組んでいます。面倒見も良く、後輩にも慕われています」では、本人の魅力はなかなか伝わってきません。
たとえば、プロジェクトでは他のみんなが疲れて続々リタイアする中、徹夜も厭わずに頑張ってくれた、後輩をさりげなく飲みに誘い、悩みや愚痴などを聞いてあげている、海外とのプロジェクトで、英語が苦手ながらも一生懸命にコミュニケーションを取り、外国人スタッフからも信頼されているなど、少し具体的に説明を入れるだけで、本人の人となりがぐっと身近に迫ってきます。
また、話す時には、新郎新婦と両家の親は起立しています。冒頭の挨拶が終わったら、「どうぞお座りください」などと、着席を促すのがスマートです。なお、メモを見ながら話すのもOK。ただし、メモに視線を落としっぱなしではあまり感じがよくありません。基本的には新郎新婦や親、ゲストの方を向きながら話し、メモは時々確認する程度に見るのがいいでしょう。