オーロラのベストシーズンは8月の終わり~3月ぐらい
オーロラを見ると言うと、寒い中でとイメージしがちですよね。実は、オーロラというのは、宇宙で起こる現象なので、地球の気温などは一切関係ないのです。つまり暑くてもオーロラ自体は、出ているし、見えるのです。
ではなぜ、オーロラ=冬という印象なのでしょうか?
オーロラが見えるのは、南極と北極の近く。オーロラが発生する領域を、オーロラオーバル。その中で、特にオーロラが頻繁に発生する北緯60度~70度付近を、オーロラベルトと呼びます。一般の人がオーロラを見に行くのは、北極付近。フェアバンクスは、北緯64度に位置しています。
このエリアは、夏の時期、白夜に近く、夏至の頃は約20時間太陽が出ています。つまり、夏は、オーロラは出ているのだけれど夜が短すぎて見える確率が低いと言う訳です。
ですから、夜の時間が長い時期にオーロラを見に行く人が多く、オーロラは冬に見えるものという印象になるのです。オーロラのシーズンは、夜の時間が長くなる8月の終わり~3月ぐらいで、ほとんどのツアーはこの時期に催行されます。
フェアバンクスでオーロラを見るベストシーズン
8月の終わり~10月ぐらいがベストシーズン。気温がそれほど低くないため、外でオーロラ鑑賞をしやすいです。この頃の夜の平均気温は、0度前後。これぐらいですと、日本でも体感する気温なので、外でのオーロラ鑑賞が可能です。それ以降、フェアバンクスでは、気温がぐんぐん下がり、夜中はマイナス40度~50度ぐらいになります。そんな中、長時間、外でオーロラを鑑賞するのは、少し厳しいです。
他にもう1つこの時期がベストシーズンの理由があります。それは、フェアバンクスから1時間ほど南にあるデナリ国立公園と一緒に行けることです。デナリ国立公園は、夏の時期のみ、公園内のビジターセンターやギフトショップ、キャンプ場などの施設がすべてオープン。奥の方まで入るツアーも催行されています。
デナリ国立公園は、雪が降っていてもいなくても、雪のリスクがある9月の中旬からツアーは中止。そして、ほとんどの施設がクローズになります。ですが、雪がなければ車で中に入ることができるので10月ぐらいまでは見学できることが多いです。
アラスカの詳細は、「アラスカ」を、オーロラの詳細は、「アメリカでオーロラ」をご覧ください!