コスチュームジュエリー/リング

リングの決まりごと(2ページ目)

自分へのご褒美や特別な人へのプレゼントに指輪を選ぶ方も多いのではないでしょうか。どの指に着けるのかも選ぶポイントですよね。リングの歴史から紐解いてリング選びのルールを見つけてみましょう。

執筆者:渡辺 マリ


指輪と指

指輪をはめる指ごとに、リングには名前があります。
  • 親指 (サム・リング) 
  • 人差し指 (インデックス・リング)
  • 中指 (ミドルフィンガー・リング)
  • 薬指 (マリッジ・リング)
  • 小指 (ピンキー・リング)
小指にはめるピンキーリングは、「リングレット」という種類になります。
小さいサイズや細めのデザインが多いので、女性らしい華奢な雰囲気になることから人気があります。

ピンキーリング

主張ある大きさの石のピンキーリング


また、人差し指にはめるのを「インデックスリング」と言います。
後になって恋人募集中のメッセージがついたりしました。

そして、ほとんどの方がご存知なのは、エンゲージリング(婚約指輪)やマリッジリング(結婚指輪)ですね。

左の薬指にエンゲージやマリッジリングをはめるのは、その薬指の血管がダイレクトに心臓につながっていると考えた古代人の発想からだそうです。一般的には右利きの方が多いですから、右より左のほうが使わない手ですね。そのなかでも薬指は使用頻度が少ないので、何かはめていても邪魔にならず、又はめているものも傷まないからいいのではないでしょうか。

ジュエリー関係の著作がたくさんある桃沢先生もそんなことを書いていらっしゃいました。マリッジリングは古代ローマ時代からですが、エンゲージリングは歴史としては新しい慣習です。

花の形のリング

花の形をあしらった可憐なリング


着ける指や左右の違いによっても意味があるという概念が私たちにはありますが、色々調べてみるとその意味もいろんな種類があります。

なので、ここにしか着けてはいけないといった決まりは、実はないのかもしれません。それぞれの人が自分の手を美しく魅せられるように、またお気に入りのリングや大切にしているリングをどうつけているのかを自ら理由付けていいのかもしれませんね。

実際にリングのデザインには素敵なメッセージをこめているものがたくさんあります。その想いをこめたリングを自分の好きな指に着けるのが一番素敵なことだと思います。


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