シェア6割を持つロシアのグーグル、ヤンデックス(YNDX)
シェア6割を持つロシアのグーグル、ヤンデックス(YNDX)
現在、ロシアの検索市場で6割のシェアを持ち、2位グーグルの26.5%を大きく引き離します。世界シェアで見れば1位グーグル65%、2位百度8%、3位ヤフー5%と続き、次にマイクロソフトとこのヤンデックスが共に3%弱で拮抗している形です。グーグル、ヤフー、マイクロソフトは世界展開するメジャー企業ですが、百度、ヤンデックスはそれぞれ中国とロシアに特化している企業ですが、それだけで世界上位シェアに入っています。
着実な高成長が確認でき、改めて注目できる
上場時に話題となったものの、その後株価は熱が冷めるように推移してきました。しかしここに来て着実な高成長が確認され、改めて注目できるタイミングではないかと思います。ヤンデックスの事業展開はグーグルのように世界をターゲットにしたものではありませんが、百度(BIDU)に似て自国周辺のロシア語圏という地元地域に絞り込み、圧倒的なシェアを持ちます。ロシア語圏の約2億5千万人をターゲットに、この高い成長性と収益性を持つビジネスを展開していることに注目できると思います。2012年末にはヤンデックスのサイトを訪れるユニークビジター数が1億9千万人近くとなり、特に下半期から大きく増加しているのが分かります。97%の収入はロシアからですが、ほかにもウクライナ、カザフスタン、ベラルーシーなどの旧ソ連圏国のほか、トルコにも進出しています。提供サービスは検索のほか、ニュース、ショッピング情報、地図、交通情報、画像アップロード、動画検索、広告分析機能、オンラインペイメント、データストレージなどがあります。
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