ロシアの電子決済代行最大手QIWI社とは

QIWI(証券コードundefinedQIWI)社が2013年5月に米ナスダック証券取引所へ新規上場

QIWI(証券コード QIWI)社が2013年5月に米ナスダック証券取引所へ新規上場

ロシアの電子決算代行最大手、QIWI(証券コード QIWI)社が2013年5月に米ナスダック証券取引所へ新規上場し、その公開価格17.00ドルからすでに株価2.5倍の上昇となっています。同社へは日本の三井物産も11%の株主として出資していましたが、上場後の株価大幅上昇を見て約400万株(オーバーアロットメント込み)を一株30.5ドルで公募で売り出す予定です(売却後の出資比率は4.3%に)。

ロシア企業では検索最大手のヤンデックス(YNDX)が米国に上場し、成長株として投資家の注目を集めてきました。このQIWIも非常に注目できるファイナンス事業で急成長しています。ヤンデックスはロシアのインターネット検索市場において、世界スタンダードである米グーグル社を国内で大きく引き離し、6割のシェアを持ちます。これを見るとロシアでは、国内独自のブランドが強くなる傾向がある気もします。

電子決済拡大の波に乗る

電子マネーの世界では、eBay社傘下のPaypalが過去10年に大きく成長しました。同様のビジネスは世界中で今後大いに成長する可能性があると思います。将来的に我々は紙幣や硬貨を見ることはなくなり、街での決済は全てスマホなどからの電子決済となる日が遠からず来るのではないでしょうか。物々交換から金貨、紙幣と来たのは利便性により、必然的に次は電子マネーとなります。ロシアにもその波はインターネット、検索と同様に押し寄せており、米Paypal社にロシア進出の許可がでたところですが、大きな波はグローバル化、詳細はローカル化、ということで地元企業優位になるのでは、と思います。

あとで見るようにクレジットカード最大手のVISA(V)はいち早くこのQIWI社と戦略提携を結んでいます。QIWIはロシアのみならず、旧ソ連邦にあった近隣のCIS地域国にも進出しており、今後はVISAのネットワークを活かして南米など、他の新興国にも進出したい考えです。

QIWI株はまだ上場して日が浅く、しかも人気の薄いロシア株ということで、日本の証券会社で取り扱いを始めているところは恐らくまだないと思います。しかし奇虎360科技(QIHU)などもそうだったように、これだけ人気化すると、上場してそう経たないうちから(NQモバイルなども一緒に)取り扱いが一斉に始まる可能性高いとみて、先にレポートしておきたいと思います。

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