まずはレシピを「正確に記録」する
A5サイズがメモしやすいけど料理の邪魔にならない、ちょうどよいサイズでした。しっかりとしたペンホルダー付きのものが使いやすいと思います
そこでレシピを正確に記録するために、カメラとA5サイズのクリップボードを常にそばに置いて料理をするようにしています。
カメラはもちろん料理の工程と仕上がりの記録用。時には食材を量りにのせて、目で見た大きさに対する食材の重量などを画像データとして記録することもあります。
次にクリップボードには自作のレシピ記録用紙をはさみ、レシピを詳しく、正確に記録しています。レシピ名、実施日、材料、作り方、試食した感想や、参考文献などをメモするわけですが、大切なことは食材や調味料の分量、料理の手順、火加減、鍋の中の状態などを正確に言葉で記録しておくことです。
加えた調味料の分量は記録する人も多いのですが、「食材の大きさやグラム数」は見落としがちな部分かもしれません。例えば使った材料が「じゃがいも1個」という情報だと正確ではないんですよね。同じじゃがいもでも中サイズの100gなのか、大サイズの150gなのかで、ずいぶんと味や加熱工程に差が出てしまいます。
次にレシピを「できるだけ簡単に整理」する
最近はNECのLaVie Xのように超薄型のパソコンが増えているので、キッチンの隣のリビングでも手軽にパソコン作業ができますよね
前回が「1Lの出汁に塩小さじ1を加えてまぁまぁのお吸い物だった」としたら、次回の改良は「塩を小さじ1と1/4にするか」「塩を精製塩から自然塩に変えるか」という改良で、より細かい自分の好みの味に少しずつ近づけていくわけです。
私のレシピ開発が完全にそういった試作方法なのですが、そのためにはレシピを「記録」するだけでは不十分で、レシピの情報を2度目の料理の時にすぐに見れるようにきちんと「整理」する必要があります。そこで、私はいつもリビングにパソコンを置き、作った後にパソコンにデータを取り込むという作業を一連の流れで行うようにしています。整理する方法を選ぶ上で大切なのは、面倒だと続かないので「できるだけ簡単に」というのも重要なポイントとなります。
ちなみに私は今回、NEC LaVie Xを使用しました。同機器は15.6型モニターを搭載したノートPCとしては、現時点で世界最薄のUltrabook。場所を取らないのでキッチンの近くに手軽に置けますし、Windows 8の特徴であるタッチ操作にも対応しているので、調理中にレシピの記録を確認したいときなどにも便利でした。