家庭内ストレスの原因は玄関から
ストレスの少ない広い玄関は夫婦円満の第一歩です。三協立山アルミ の玄関用引き戸アバンサールより |
玄関や廊下、トイレ、洗面所などの狭い共有スペース。すれ違ったり、同時に使用することで動線が衝突しがちな場所です。こうしたスペースが家庭内ストレスの大きな原因となります。
間取りをプランするときは、どうしてもリビングやキッチンなどの動線に力を入れがちですが、小さなスペースの動線計画こそ大切です。動物は一定の距離に突然他者が入り込むと、本能的に攻撃モードに移行する性質があります。人間も決して例外ではありません。
特に玄関は大切です。動線が交わり合うような不快な経験が続くと、こっそりと鍵を開けて入ったり、無言で出かけてしまったりすることが増えてきます。これでは夫婦関係の崩壊を招きかねません。そこで今回は、玄関を快適な場所にすることで、すれ違いにならない夫婦の間取りについて考えてみましょう。
広い玄関を実現する多用途プラン
BC工房 が提案するかわいい玄関椅子 |
昔の民家には玄関と呼ばれるスペースはなく、縁側や土間から出入りするのが一般的でした。縁側に近所の人が立ち寄って世間話をしたり、土間で料理や道具の手入れをしたり、多目的空間を出入り口と兼用していたのです。
玄関を広くするためには、多用途な使い方を復活させる必要があります。例えば玄関脇に衣裳用のクローゼットをつけるプランも増えています。特に花粉が気になる季節には、上着やズボンを玄関クローゼットに収納することで、花粉の進入をだいぶ防げます。冬はオーバーを脱いでから部屋に入れるのもいいですね。もちろん来客のカバンやコートを預かる場所としても活用できます。
その他、玄関椅子を設けることも大切です。立ったまま靴を履いたり脱いだりする面倒から解放されます。また買い物袋を置いたり、宅配便の受け渡しも楽になります。こうした機能を配置しながら、単に出入りするだけでなく、家族のコミュニケーションスペースとして活用できる玄関が必要です。
次のページで、便利な玄関引き戸を紹介します。