フリーダ・カーロの魅力に触れる生家
「フリーダとディエゴがこの家で、1929年から1954年まで生きていた」その家の入口には、真っ青な壁を背景にしてそう書いてあります。
彼らが過ごしたこの家は、現在フリーダ・カーロ博物館として一般公開されています。全体は堅牢な石造りの2階建てで、うつくしい木立にかこまれ、いまはテラスとして使われている庭があります。
奥の建物にはお土産物屋さんとカフェ。ケーキがおいしゅうございました。
必見は、階段から中庭に抜ける一階の天井です。
いまは亡き国のハンマーの意匠がつけられていたのは、さすがと言おうか。
青い、青い、映画でみたよりももっと夢見るような青い壁に木漏れ日がさしかかる。こんな家で彼女は育ち、「愛する」ディエゴと暮らしたのですねぇ。
1階にはフリーダとディエゴの画がガラスに遮られることなく展示されています。ディエゴの壁画以外の画をみたのは初めてでしたが、彼は大きなものを創ってはじめて、その才能を発揮したのだなと思いました。
他にも、別の棟でフリーダの家族の写真を紹介するエキジビジョンもあり、見どころ満点です。ちかくに庶民の市場なるものもあり、メキシコ・シティに観光の折には、ぜひお越しください。
■フリーダ・カーロ博物館(Museo Frida Kahlo)
住所: Londres 247, Col. Del Carmen, Coyoacan, Mexico City 04100, Mexico
電話:5554-5999
営業時間:10:00分~18:00(火曜のみ11:00分~)
定休日:月曜
HP:http://www.museofridakahlo.org.mx/
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