熊や虎が出没するジャングルをびくびくしながらもウォッチング

 

 

 

 

 

 

ネパールで初めて国立公園となった、チトワン(Chitwan)。ここは貴重な野生動物の楽園です。932平方キロメートルの広大な土地に、サイ、ゾウ、トラ、クロコダイル、猿や鹿、そして多種多様な野鳥などが棲息しています。

ツーリストはSaurahaという観光用に発展した町に滞在し、様々なアクティビティを楽しんでいます。メインはもちろん動物の探索ですが、これにはいくつかの方法があります。

まずはジープサファリ。町と公園を隔てるラプティ川を渡ると、ジープが待機しています。これに乗り込み約4時間、未舗装路を探索します。値段は約1500円(10ルピー= 9.7円の場合)。基本は野生動物を安全な車上から観察します。

次はエレファントライド。象に乗り自然の中を進みます。象の旅はそれだけで情緒があります。ただ陸上動物界最強の存在に、野生動物は警戒してしまうでしょう。乗象時間は1.5時間、約1500円~。

最後はジャングルウォーク。横文字にするとカッコいいのですが、簡単にいえば徒歩です。熊も出没するジャングルを、自らの足で探検します。2名のガイドが付き、1日(15~20km程度)ですと約3000円、半日(7~10km程度)は約1500円。ガイドいわく、もっとも動物に遭遇しやすい方法だそうです。

もちろん、私はジャングルウォーク を選択しました。

まずは丸木舟に乗り、川を下って水辺の動物を探します。ダイブして魚を捕る鳥キングフィッシャー、日向ぼっこをするワニを観察。口の長いガリアーと、巨体のマスマガルの2種が棲息しています。

45分ほどで葦が生い茂る岸辺に到着。ここでガイドから注意を受けます。「サイに追いかけられたら、ジグザグに逃げる」「熊に遭ったら、集まって大声を出す」「トラに遭ったら、とにかく逃げる」など。岸に上がって歩き始めると、すぐにガイドが一頭のサイを発見。大きいもので体重3トン。インドサイは世界に棲息する5種類のうち、最大とのことです。

その後ジャングルに分け入り、孔雀、鹿などを観察。事前注意のせいで、ガイドが停止するたびに、びくびくしながらも無事帰還しました。途中、動物の毛が混じったトラの排泄物や、熊の掘った穴を発見しましたが、不運(幸運?)にもこれらの動物には遭いませんでした。

ネパールを訪れた際は、野生の息遣いを身近に感じられるジャングルウォークに、ぜひチャレンジしてみてください。
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