パタン 「ラリトプル(美の都)」を訪ねて
パタンは、カトマンズ盆地の南西部バグマティ川を越えた場所に位置する小さな街です。ネパール第3の都市ですが、別名「ラリトプル」(美の都)と呼ばれているほど文化遺産に恵まれており、趣深い街です。街全体が芸術作品のような佇まいがあり、この街に住むネワール族(芸術に長けた民族)が作り出すネワール建築や彫刻をいたるところに見ることが出来ます。中でも、16世紀から18世紀にかけて建てられたマッラ王朝の遺構で、旧王宮や寺院が立ち並ぶダルバール広場は必見です。
その他、金箔で覆われたゴールデンテンプルや、沐浴場がある王の住居スンダリ・チョークなど数々の建築も目を離せません。ダルバール広場は、ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。
ネパールの寺院では、いたるところにバターランプがあり、街はバターの香ばしいにおいであふれています。パタンの寺院に入った際には、バターランプに火を灯し、一度回せば1回念仏を唱えたことになるというマニ車をまわしながら、ネパール式に願い事をしてみてはいかがでしょうか?
カトマンズから数キロしか離れていないので、日帰りで一泊で是非訪れてみてくださいね。
<パタン>
■入場料
・ダルバールスクエア:200ルピー
・ゴールデンテンプル:50ルピー
■アクセス
・カトマンズのタメル地区からタクシーで約30分。
※上記データは記事公開時点のものです。