小象たちが自由に暮らしていて、人慣れしているので近寄れる
国際空港のあるコロンボから西に30kmくらい行ったところにあるKegallaという村にある「象の孤児院」。密猟などで親を失ったりした、小象たちが集められて育てられているという施設です。檻などはなく、小象たちは自由に暮らしていて、水浴びのためにぞろぞろと川へ移動していくところ、ミルクをもらうところ、遊んでいるところを自由に見ることができるのです。
当時(1997年)、私が持っていたのはズームのないフィルムカメラでしたが、それでもこんなに近くに象が撮れるくらい近寄ることができたのです。象たちも人慣れしていて逃げたり、もちろん暴れたりということもありませんでした。
私が行った時は、小象の数は全部で60頭くらいでした(現在は90頭近くいるようです)。
こんなに一度に象を見るという機会はほかではないですし、みんな小象なので、無邪気でかわいくて何時間でも見ていたいと思ったほどです。たくさんの小象が列をなして、川へ移動し自由に水浴びをしている光景は今でも忘れられません。
そもそも親のいない象ということで、この施設の設立の背景は悲しいのですが、かわいい小象たちが楽しそうに過ごしている姿を見て、とても心が癒されました。街からは離れた場所にありますが、スリランカに行かれたらぜひ訪れていただきたい場所です。