現代に生きる中世の騎士達 マルタ騎士団

undefined

 

ローマのブランド通りとして名高い、コンドッティ通り。プラダやグッチ、ブルガリやフェラガモといった高級ブランドが軒を連ねるこの通りの一角に、ひっそりと、それはあります。

キリストの蛇たち

マルタ騎士団。その正式名称は、「ロードス及びマルタにおけるエルサレムの聖ヨハネ病院独立騎士修道会」という、やたら長いものです。

この騎士団はかつてトルコ帝国の喉もと、薔薇の島ロードスを根拠としていました。が。「キリストの蛇の巣を海に落とす」ことを宣言したスレイマン大帝によって島を奪われ、長い放浪の後、マルタ島で再生しました。

それ以来マルタ騎士団と通称されるこの騎士団には、当時ヨーロッパの名門貴族の子弟が集まっていましたから、コンドッティ通りのこの地所も、彼らのひとりが寄付したものと思われます。

現代に生きる騎士達

歴史をこよなく愛するわたしですから、当然この騎士団の設立から陥落までの流れを知ってはいました。

知ってはいましたが、ローマの一大観光地のひとつのスペイン広場から目と鼻の先にこの建物を、マルタ十字を目にした時の驚き、ご想像ください。

「マルタ十字だ! ロードス騎士団だ! 彼らがいる!!」

あとから妹に訊きましたが、その時わたしは本当に、そう叫んだのだそうです。

1100年ごろにイエルサレムで設立され、21世紀の現代でも医療などの慈善活動を行い。

このコンドッティ通りにある騎士団内では、イタリア当局に治外法権を認められ、独自のコインや切手まで発行している中世の騎士たちを、貴方も一度、遠望してみませんか。


■マルタ騎士団
住所:Palazzo Magistrale Via Condotti, 68 Roma - Italia
公式HP:http://www.orderofmalta.int/
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。