イギリス人に囲まれて食べる日本食
ロンドンのショッピングストリートを歩いていると、時々見かける「wagamama」の看板。「ワガママ」は、イギリス人に一番人気の日本食チェーンのカジュアルレストランです。店内には日本の社員食堂をイメージしたような長テーブルが並び、メニューもラーメンやどんぶり物、餃子などのお馴染みものばかりですが、味はイギリス人向けにかなり「アレンジ」されているので、日本人客はほとんどいません。
でもここ、「焼うどん」系がとてもおいしいのです。私のおすすめは「ジンジャー・チキン」。日本の焼うどんとは違う味ですが、ダシのきいたベースに、たっぷりの紅ショウガやもやし、ネギ、炒めた鶏肉など具だくさんで、食べ応えが十分。具の種類が多いのに、それぞれ火の通り具合がちょうどよく、「異国で食べるヤキウドン感」はばっちりです。
他の日本食レストランと違い、スタッフのほとんどがイギリス人なのも、立場が逆転した異空間という感じで新鮮。ここで楽しそうにおしゃべりをしながら食事をする現地の人たちに混じってテーブルにつくのは、他の日本食店ではちょっと味わえない、イベント気分の楽しさがあります。
メニューには載っていないのですが、「グリーンティー」を注文すると、無料でお茶を出してくれます。ハーブでアレンジした「トリ・カラアゲ」もおすすめです。
■wagamama
住所:109-125 Brompton road, Knightsbridge, London SW1X 7RJ
電話番号:+44(0)207-201-8000
開店時間:月~水10:00~22:00、木・金10:00~23:00、日10:00~22:00
HP:http://www.wagamama.com/
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