こんにちは。自分予算プランナーの大石泉です。
シングルの中には、実家暮らしの方も多いことと思います。「実家にいると安心で楽チン。わざわざ一人暮らしをしようとは思わない」という方もいれば、「早く独り立ちし、自分の時間と空間を楽しみたい」という方もいらっしゃいます。どちらがどうということはなく、大切なのは自分がどうしたいか。将来はどうしていたいか。あなたはいかがでしょうか。

目の前の楽チンだけに心を奪われるのではなく、中長期視点で考えて実家暮らしを選んで欲しいし、一時的な「うるさい親から離れたい」という衝動だけでなく、中長期視点で考えて一人暮らしを選んで欲しい、そう思います。後悔も反省も人生の糧。とはいえ、一度きりの人生ですから、自分らしく自分で判断し、妥協でなく納得して生きていきたい。母娘の話を一緒に考えていきましょう。

毎日が楽しく幸せ、と母

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一人暮らしのメリット、デメリットを自分なりに考えよう

最初にお会いしたのは、お母様でした。消費生活センター主催の勉強会、テーマはライフプラン&マネープランです。今の自分と3年後、5年後、10年後、20年後、30年後の自分を見つめるワークの際、「今、どのような時が幸せですか」との質問に回答してくださったのがお母様です。

「今は、とても幸せ」と豊かな笑顔で答えてくださるお母様を見ていると、本当に幸せなのだなぁと伝わり、周りまでハッピーになってきます。「とくに、どのような時が幸せ?」と尋ねると、「苗字の変わらない娘がいますが、娘との会話、娘との買い物、娘とのお出かけ、娘との旅行、と娘と一緒にいるととても幸せ」とのこと。娘さんは働いていて、毎日頑張っていて、だからこそ応援したい、ともお話しくださいました。夫のことを語るよりも娘のことを語る表情が柔らかくなるのも印象的でした。

ライフプランニングで見えたこと

ライフプランニングではまず、時系列に自分や家族の年齢をライフプラン表に書いていきます。キャッシュフロー表を作成するときも同じで、家族の年齢を一年毎に書き込むことから始めますが、セミナーでは、毎年ではなく先にお話ししたとおり、現在、3年後、5年後、10年後、、、と大枠で捉えることを主眼にしています。すると、いろいろなことが見えてきます。

セミナー終了後にお母様が、お声掛けくださいました。「ライフプラン表に自分と夫、娘の年齢を書きこんでいて、ハッとしたことがありました」「娘の方が長生きする。娘が一人になるだろう期間がこんなにあるのかと、愕然としました」と。

今は幸せ。しばらくは幸せ。でも、20年後、30年後は、幸せだと感じる状態が異なるかもしれないのです。将来を考えると、今からしておいた方がいいことがあるかもしれません。将来のために今、すべきことがあるかもしれません。

若い方はご年配の方ほどの金融資産はないかもしれませんが、時間という素晴らしい資産を持っています。時間を最大限に活用して、自分を磨いたり、お金をふやしたりすることができるのです。目の前の幸せしか見ずに、日々を過ごしていくと、あっと言う間に時間という資産が無くなってしまいます。