中古車/おすすめの中古車

日産リーフが0.6万kmで200万円も安い!

電気自動車は未来の車的なイメージがあるかもしれませんが、軽自動車やコンパクトカーと同じ100万円台となればもう立派に「身近な存在」。それでも航続距離にまだ不安があるでしょうか? しかし世の中は急速に進んでいるのです。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

年式や走行距離を考えればプリウスよりもお買い得

気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回は日産リーフ(現行)をご紹介したいと思います。
日産リーフundefinedフロント

バッテリーを車体中央下に配したことで、重量バランスがよくなり重心も低くなっています。さらに電気モーターならではの太いトルクで加速は抜群に気持ち良い。意外と走っても楽しめる車です


2009年の三菱i-MiEVに続いて2010年12月からリーフが発売された時には「いよいよ電気自動車の時代か!?」と思ったものですが、その後なかなか世の中に普及する様子が見えません。やはり価格と航続距離がネックとなっているのではないでしょうか。

しかし上昇気流に乗れないという状況が、逆に言えばリーフの中古車をおいしくしているのかも知れません。原稿執筆時点で見ると、最安値は159.9万円。2011年式/0.6万km/修復歴なし、です。グレードはXですから新車時価格は約376万円。つまり半額以下、200万円以上安くなっているのです。

「でも新車なら補助金があるからそんなに変わらないんじゃない?」という方もいらっしゃるでしょう。確かに新車ならクリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金という長い名前の補助金を受けられますが、それでも最大78万円。200万円も安い中古車のほうがおいしいのは言うまでもありません。
日産リーフundefinedリア

ガソリンエンジンなどの内燃機関車とは違う感が随所に現れている、未来的なデザイン。室内は大人5人がちゃんと座れますし、ラゲージにはゴルフバッグが2つ積めます。サイズはプリウスとほぼ同じ


じゃあi-MiEVはどうなんだ?という声も聞こえそうなので、調べました。原稿執筆時点での最安値は2009年式/1.9万km/修復歴なしで158万円。新車時価格ではリーフXのほうが22万円安いのですが、それにしてもリーフは2年高年式で1.3万kmも走行距離が短いのです。

航続可能距離を見てみると、プレスリリースの数値で言えばリーフが200km(JC08モード)に対しi-MiEVは160km(10・15モード)。計測方法は異なりますが一般的にJC08モードのほうが実走行に近いですから、やはりリーフのほうがおいしいですよね。

一方160万円の中古車といえば、現行型のトヨタプリウスも狙えます。2009年式でSなら走行距離5万km前後、Lなら3万km前後といったあたり。確かにプリウスならドライブ中に航続距離を気にする必要はないですけどね。

しかし、電気自動車の普及を妨げていると思われる理由の1つである「価格」については、中古車のリーフならクリアしたと言えるのではないでしょうか。

ではもう1つの理由「航続距離」はどうなのか。さらに、あまり知られていないその他の魅力についても次ページ以降でさらに詳しく見ていきましょう。
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