貯金、すぐ始めた方が良いのはわかっているけれど……
貯金ができない人には、共通に思考パターンがある……1P目
貯金ができる人には3つの共通点がある……2P目
「貯金いつやるの? 今でしょ!」と、言うけれど……
「家計簿をつけて、しっかり家計管理をしたい」、「キチンと貯金をしたい」、なんとなくそうは思っていても、なかなか実行に移せないという話をよく聞きます。最近はやりのCM式で言うと、「貯金いつやるの? 今でしょ!」という感じになりますが、頭では分かっていても、現実はうまくいきません。脱・貯蓄ゼロを実現するためには、貯蓄ができる人とできない人の差をしっかり知っておくことが大切です。貯金ができない人には、お金から目を背ける思考パターンがある
「お金のことを真剣に考えなきゃ」と思っていても、ついつい現実から目をそらしてしまい、ふとまた気づいて、「自分は駄目だな……」と自己嫌悪に陥ってしまうこともあるでしょう。けれども、もともと人間には、不安やストレスから逃れるために、無意識のうちに自分の心を守るような仕組みがあると言われています。だから、「やらなきゃ」と思っていて、「なかなかできない」、ということはお金のことに限らず、ごく自然なことです。■お金(節約・貯金)のことを考えないようにしている自分
お金のことを考えると、意識的に、考えないようにしようとしていませんか? 不安やストレスの原因となるお金の問題に対して、目を背け、その問題の存在を否定することで、気持ちの安定を保とうとする心理的なメカニズムが働いているのです。「臭いものにふたをする」という言葉が、まさにこの思考パターンの典型例です。自分に消費グセがあるとわかっているけれども、意識しないようにしている。お金のことを考え始めると、「ま、考えてもしょうがない」と、途中で考えるのをやめてしまう、などです。「先のことを考えてもしょうがない、まあ、なんとかなるさ」と、楽観的に考えるのも、この思考パターンが働いているのかもしれません。
お金の問題が現実としてある場合、そこから目を背けても、何も変わらないというのが現実です。放置しておくと、問題がさらに広がってしまいます。もし、お金のことを意識的に考えないようにする思考パターンが出てきたら、そのことを思い出してみましょう。
■お金(節約・貯金)のことを考えない言い訳をしている自分
お金のことを考えない、節約や貯金をしない言い訳を考えて、自分を正当化していませんか? 本当は節約や貯金をしたいという理想の姿があるのだけれども、それが叶わないと、自分なりの理由をつけて、納得してしまうとする心理的なメカニズムが働いているのです。「お金のことを考えるのは、卑しい行為だと言われているので、考えるのは良くないことだ。」「節約できないのは、給料が減って、税金や社会保険料が上がったからだ。」等々、さまざまなことに理由をつけて、自分が行動しない、できないことに対し、自分なりに納得するのです。
他人や環境のせいにしても、自分が行動しなければ状況を変えることはできません。言い訳をしている思考パターンが出てきたら、「貯金できない原因は自分にある」ということを思い出してみましょう。
>>貯金ができる人の3つの共通点