文人墨客にも愛された温泉地 城崎温泉

城崎温泉とは

城崎温泉は兵庫県だけでなく、関西を代表する大温泉地の一つです。長い歴史と伝統を誇り、文人墨客にも愛された温泉地は、志賀直哉の短編小説「城の崎にて」でも知られています。

温泉街の中央を流れる大谿川沿いに和風旅館が立ち並び、柳の並木が非常に良い風情。城崎温泉では7つある共同湯の湯めぐりが名物なので、浴衣姿の宿泊客が大勢闊歩しています。特に夜は車の通行が困難な程で、外湯という温泉文化がまさに生き付いている様子を目の当たりにすると、温泉好きとして熱い感動が込みあげて来る程です。

今回は関西を代表する温泉地、城崎温泉を紹介します！

城崎温泉の源泉・泉質

城崎温泉の泉質は、塩化物泉です。温泉街に三箇所ある飲泉所でも、塩味がする温泉を飲む事が出来ます。また外湯「鴻の湯」の前には薬師泉源のモニュメントがあり、柵があるものの、手を伸ばせば湧きたての塩化物泉に触れる事が出来ます。モニュメントは鉄錆色をしているので、鉄分が含有している事を推測させてくれます。

次ページで、城崎温泉の旅館・入浴施設をご紹介します。