プチ贅沢をしていても貯められる人になろう!
例えば、ちょっとカフェに寄ったり、おいしいケーキを買って帰ったり、ネイルやエステに行ったりすること。お子さんがいる方は、かわいい洋服を買ったり、新しい習い事を始めたりすること。これらを”プチ贅沢”といっても、人によってさまざまなものがありますよね。ところが、貯蓄をしようとすると、「プチ贅沢も、全部やめなくてはいけないの?」と、窮屈に感じる方が多いのではないでしょうか? いえいえ、決してそんなことはありません。何もかも我慢してお金ばかり貯めていても、あまり幸せではありませんよね。何よりストレスがたまって、いっきにドカン! と散財してしまう危険性があります。
これまでたくさんの方の取材を通して、貯められる人の1カ月の収支を見てきたのですが、貯められる人も、意外とそれぞれのプチ贅沢をしているんです。
ただし、貯められない人との大きな違いがあります。それは、貯められない人は、日々プチ贅沢をしてばかりだということ。「これくらいだったらいいよね」なんていいながら、積もり積もっていつの間にか何万円、何十万円という大きな出費になってしまうのです。
では、プチ贅沢をしながら貯められる人になるには、いったいどうしたらよいのでしょうか?
プチ贅沢のボーダーラインは「年間出費」で計算して判断しよう!
「このプチ贅沢はOKかな?」……そう迷ったときにオススメしたいのが、「1年間でどれくらいの出費になるか計算してみる」ということです。例えば、2カ月に1回行く美容院で、2回に1回ヘッドスパをするのが楽しみだったとします。1回あたり5000円の追加だとして、4カ月に1回のペースなので、1年間で1万5000円の出費です。それくらいでしたら、OKな範囲なのではないでしょうか?
ところが、毎日カフェに寄るのがプチ贅沢だという方もいます。1回あたり500円の出費でそれほど高くないような気がしますが、平日通い詰めていると500円×20日=1カ月間で1万円の出費です。1年間で考えると、12万円もの出費になってしまいます。
高いバッグが買えちゃいますね。これではプチ贅沢だなんて、かわいく"プチ"をつけてはいけない気がします。できれば、回数を減らして出費を抑えたいところですね。
もちろん、カフェに寄ることでテンションを上げる大切な時間だったり、カフェで資格の勉強をしていたりという方は、必要な出費といえます。「ここは絶対に譲れない!」という出費がある場合は、他の出費の中で優先順位が低いものを削るようにして、全体の出費が増えすぎないようにしましょう。
1年間あたりの「プチ贅沢代」を決めておくとさらにOK!
そして、1年間あたりのプチ贅沢全体の出費も考えてみましょう。プチ贅沢の1年あたりの出費が1万円だったとしても、プチ贅沢を50個も100個もしていたら、50万円、100万円という大きな出費になってしまいます。できれば、あらかじめ1年間あたりのプチ贅沢の予算を決めておくことをオススメします。その予算さえしっかり守っていれば、どんなジャンルのプチ贅沢でもOKとなるのです。
私が取材をしてきた貯められる人もプチ贅沢をしつつ、プチ贅沢の出費が増えすぎないように気をつけている人がたくさんいらっしゃいました。
いかがでしたでしょうか? プチ贅沢をなくす必要はありません。OKかどうか迷った時は、「1年間あたりの出費はどれくらいかな?」と、まずは計算してみてくださいね!
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