老松町にフレンチの新店「イザイ」  

イザイ

「イザイ」の外観

これまでも何度も御紹介している中之島の北岸に位置する西天満「老松町」。多くの古美術店がひしめき、春と秋には「老松古美術祭」も開催されるなど、大阪でも古き佳き時代の美と文化の香りに浸れる大好きな界隈です。この街が醸し出す雰囲気に魅かれてか、水準の高い料理店があちこちに着実に根を下ろし始めていることに気付かれている方も多いのではないでしょうか。

本日はそんな老松町に、2013年1月25日、産声を上げたばかりのフランス料理店「イザイ」を御紹介。シェフは鳥取県ご出身で30代半ばの田中勉さん。大阪の老舗フレンチの名店でみっちり基礎を身につけられ、約3年間のフランス修行の間には、かの「ラ・トゥール・ダルジャン」や知る人ぞ知る女性シェフ「フロラ・ミクラ(FLORA MIKULA)」さんの店「サヴール・ドゥ・フロラ」などで腕を揮われた実力派です。また、個人的な話ですが、以前に同じ老松町にあったフレンチ「デヴィッド・セニア」の立ち上げ時にも、唯一の日本人料理人としてカウンターの中で忙しく立ち回っておられたことを思い出し、数年振りの再会には感無量でしたね。
内装

入口左側のテーブル席

尚、店名の「イザイ」はベルギーが産んだバイオリニスト兼作曲家である巨匠ウジェーヌ=オーギュスト・イザイ(Eugene-Auguste Ysaye)から名付けられたとのこと。老松町では珍しい前庭のあるマンションの一階。前庭には石のオブジェや蹲(つくばい)を配し、和の雰囲気を取り入れた風雅なアプローチ。中に入ると、右手にテーブル席、左手奥には壁際一杯にドーンとソファが伸びるテーブル席が置かれるなど、ゆとりを持った配置がなされています。店内はシャンデリア・ダウンライト・ペンダント・壁際の間接照明、と多彩なライティングが施され、ディナー時は温かでエレガントな空間が拡がります。

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