高配当株ETFと高配当株ファンドの直近の成績を比較
高配当株投資といえば、高配当株ファンドを思い浮かべる人も多いでしょう。ファンドマネージャーが銘柄を選定して投資する高配当株ファンドにくらべ、機械的に指数に連動する高配当株ETFは運用成績で劣っているのでしょうか?ここで、高配当株ETFと高配当株ファンドの、実際の運用成績をみてみましょう。NEXTFUNDS野村日本株高配当70連動型上場投信は上場間もないため、2010年5月から上場している上場インデックスファンド日本高配当と一般のファンドの直近の運用実績を下の表にまとめました。
上記の高配当株ファンドは、純資産が30億円以上で中長期の運用成績が好調なものをピックアップしました。上場インデックスファンド日本高配当は運用期間がまだ3年に満たないため直近1年という短期間の比較になりますが、TOPIXはもとより、一般の高配当株ファンドと比較しても良好な運用成績といえるのではないでしょうか。
また、高配当株ファンドの信託報酬は年1%以上であるのにたいし、高配当株ETFは年0.3%台という安さです。このコストの差は長期保有すればするほどETFの運用成績に有利にはたらく可能性があります。