きらの里で温泉満喫
きらの里では、源泉掛け流しの温泉を存分に堪能する事が出来ます。
先ほど述べたとおり、複数の宿予約サイトに温泉が循環と掲載されていますが大きな間違いで、一部に循環の浴槽もありますが、掛け流しの方が圧倒的に多いのです。温泉三昧が可能なので、温泉好きな方にこそ、自信を持ってお勧め出来る宿です。
大浴場「杜の湯」は敷地の中心に独立してあり、外観は写真の通り立派な共同湯という佇まい。この大浴場に隣接して、右側に貸切露天風呂の小屋が三つあり、入口の看板に鍵があれば、借りて勝手に入浴するシステム。三つの貸切露天風呂は、全て源泉加熱掛け流しです。
大浴場はオール木造の風情のある建築。脱衣場から入ると洗い場があって、さらに奥に内湯があるのですが、この内湯が既に半露天になっていて驚かされます。屋根が一部にしか無く、夜空や青空が見えるのです。
冬は窓を閉めているので内湯風情がありますが、夏に窓を開ければ屋根のある露天風呂状態になります。内湯は右側が一段高くなっており源泉加熱掛け流しです。そこから溢れた湯が左側に流れ込み、左側は循環も併用しています。
私が気に入ったのは、寝風呂です。上の写真の通り、温泉情緒を感じる落ち着いた木造風情の浴室は、風情を見ただけでも気に入ってしまう物ですが、二つある浴槽はいずれも源泉加熱掛け流しで、横になりながら掛け流しの湯を存分に堪能出来るのです。丁度首筋辺りに暖かな源泉の湯が当たるようになっていて、絶妙の気持ちよさ。実は源泉掛け流しは温度調節が難しく、到着日は温めで失望したのですが、翌朝は絶妙な温度に整えられており、存分に満喫しました。
露天風呂も、一番高台にある浴槽が源泉加熱掛け流し。実はここだけ二号源泉の掛け流しなのですが、一号源泉と同じカルシウム・ナトリウム硫酸塩泉なので、温度以外の違いを見つけるのが難しい湯でした。温度が低いせいか内湯より優しい湯に感じました。
この露天が最高に良かったという口コミも見ましたが、冬に行ったせいか私は温度が高い内湯の方が気に入りました。露天には他に大きな露天風呂と樽風呂がありますが、いずれも循環風呂なので入りませんでした。
「竹ぶえ」と呼ばれる離れタイプの客室には、源泉加熱掛け流しの風呂が付くので、お部屋で温泉三昧が可能です。その他の客室には浴槽は無くシャワーのみですが、温泉好きなら大浴場や貸切露天風呂に入り浸るに違いありません。
次ページで、きらの里の食事をご紹介します。