早期教育・幼児教育/家庭学習・教育方法

こどもの将来のために、親がしてあげられる3つのこと(3ページ目)

陰山英男氏は社会を生き抜くために重要なポイントを「目的設定力」「本質を見抜く理解力」「学び続ける姿勢」の3つにまとめ、家庭で取り組める具体的な教育方法を提案しました。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド


悩める母親たちに陰山教授からの提案。親子で取り組める学習法とは?

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「学び続ける姿勢」を身につけるためには、規則正しい生活習慣が大切

「社会を生き抜く力」につながる3つのポイント「目標設定力」「本質を見抜く理解力」「学び続ける姿勢」を育むための具体的な方法について、陰山教授は下記の3つの方法を提案しました。

【目標設定力を身につけるために】
子どもの世界を広げ、幅広い知識を身につけるために、百科事典や図鑑が効果的です。前後の情報を含めて確認したり、目的なくページをめくることで思わぬ発見があります。

リビングの取り出しやすいところに置き、会話やニュースの中で子どもが疑問や興味を持ったことに対してすぐに調べる習慣をつけましょう。一緒に学ぶことで、楽しみながら知識を身に付けることができ、調べる方法も学ばせることができます。

【本質を見抜く理解力を身につけるために】
「なぜ?なに?」の意識を起こさせるためには、低学年から親子で図書館に行く習慣をつけることです。何かを知りたいときは、子どもから司書に尋ねることにチャレンジさせましょう。相手に伝わるように質問することも大切な勉強になります。

そして、本で得た知識を体験で確認することで、好奇心が育まれます。何かを見て感動したり、不思議だと思ったりする気持ち、探究心、そうしたものすべてが本質を見抜く理解力につながります。美術館や科学館、工場見学など、いろいろなところへ足を運びましょう。

【学び続ける姿勢を身につけるために】
小学校低学年では予習、復習するやり方さえ、わかりません。家族のいるリビングで勉強をさせ、親が見守り、間違ったところを教えたり、また、勉強方法を教えることが大切です。そして、勉強をしていること自体や、勉強内容を褒めることで、子どもは達成感を覚え、勉強が好きになります。

また、勉強時間は長くせず、集中させるようにします。家庭学習の時間は「学年×15~20分」が目安ですが、朝の学習は、より短時間に集中できるので、お勧めです。日々の早寝早起き、そしてきちんとした朝ごはんをとることが肝心です。
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