TOEIC800点は英検準1級以下?

TOEIC800点というのは、世間では英語ができると言われているレベルですが、実は不完全な実力の持ち主が最も多いスコアでもあります。その明確な基準が、英検準1級も持っているのかということです。

TOEIC800点なのに英検準1級には合格できないという人は、概して語彙力が低いことが多いです。

実際、TOEICには、犯罪や裁判関連の単語(fraud: 詐欺、corruption: 汚職、defendant: 被告、testimony: 証言、prosecution: 起訴)や、学問や自然現象に関する単語(anatomy: 解剖学、fossil: 化石、erosion: 浸食、habitat: 生息地、eruption: 噴火)、豊かな人間の感情や性格を表す単語(depressed: 落ち込んだ、hilarious: とても面白い、obnoxious: 不快な、sly:ずる賢い、pathetic: 哀れな)などは、ほとんど出てきません。
しかし、これらの単語もある程度マスターしないと、本当の意味で現代英語がわかるようにはなりません。したがって、英字新聞や小説を読むには、TOEICレベルの単語だけでは不十分だということがわかります。

ですので、TOEICで800点が取れた方は、次の目標として英検準1級に挑戦してみるとよいでしょう。準1級レベルの語彙力を付けると、ある程度は現代英語を読めるようになりますし、TOEICで900点を取るための良い準備段階にもなります。

英検1級を目指すべきか否か?

英検準1級に合格し、TOEIC900点を取ったら、「英検1級」の存在が気になる人もいるでしょう。
まず、目指すべきかどうかの前に、「どのくらい頑張ったら取れるのか」という現実的なお話をします。英検を基準にすると、2級から準1級に到達するには、頑張って2~3年かかるのが一般的です。

では、準1級から1級はどうでしょうか?

「準1級から準を取っただけだから、あともう1年くらいかな?」
「2~3年はかかるかな?」
などと考えていますか?

実際は、しかるべき努力を積んでも5年以上かかる場合が多く、10年越しで取る人もいれば、一生取れないという人も少なくありません。中には、準1級取得後に尋常ではない努力を積んで、1級を2~3年で取る人もいますが(筆者は2年)、ごく一部の人だけです。

「頑張っても無理だから、挑戦しない方がいい」と、言っているのではありません。

むしろ、「なかなか取れないのであれば、頑張って目指してみる価値がある」と、向上心や挑戦心の高い読者の方々に思っていただきたいのです。

あなたはどうでしょうか? 

いつか「英検1級」という最高峰にまで登ってみたいと思いますか?


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