BMW/BMWの車種情報・試乗レビュー

大人気のBMW X3クリーンディーゼルの魅力とは

X5に続き、X3にもクリーンディーゼルが導入された。X5ではじつに65%に達するが、昨年9月にリリースされたX3も半数以上がディーゼルを選択している。その魅力はどこにあるのか探ってみた。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

BMWの約25%がクリーンディーゼルに!

X3ブルーパフォーマンス・フロントマスク

X3 xDrive20d BluePerformanceの価格は564万円。ボディサイズは全長4650×全幅1880×全高1675mm、ホイールベースは2810mm。撮影車はM Sportパッケージ車でオプションてんこ盛りで674万7000円に跳ね上がる


MINIを含むBMWグループが好調だ。2012年の販売台数は5万7314台で外国車の輸入車ナンバー1を獲得。輸入車ブランド別ではフォルクスワーゲンが5万6188台で13年連続首位を死守したが、10年から3年連続で販売台数を伸ばしているMINI&BMWも絶好調という。

MINIシリーズのとどまることのない増殖に加えて、BMWのハイブリッドやクリーンディーゼルなどによる環境戦略「Efficient Dynamics」が着実に浸透しているのが成功の一因だろう。BMWは、トヨタと燃料電池車の共同開発にも乗り出すというニュースも流れたが、環境対策がさらに加速するのは必至だ。

なかでもクリーンディーゼルは好調で、3シリーズ(ツーリング含む)では約45%、5シリーズ(ツーリング含む)でも約30%、X5では約65%に上り、そして今回試乗したX3では約55%に達するという。SUVのXシリーズでは、じつに半数以上がクリーンディーゼルを選んでいるのだ。

X3のクリーンディーゼルは4WDのみ

リヤビュー

ブレーキ回生システムやアイドリングストップなどによりJC08モード燃費18.6km/Lを達成


X3のクリーンディーゼル「X3 xDrive20d BluePerformance」は、昨年9月末に上陸したモデルで、グレード名からも分かるようにFRベースの4WDのみとなる。

エンジンは2.0L直列4気筒DOHCターボで、3シリーズツーリングの「320d」と同じ「N47D20C」を搭載する。184ps/380Nmのスペックだが、1750-2750rpmで発揮される最大トルクで、広域にわたって分厚いトルクを誇る。

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