理学療法士が行うリハビリテーション業務とは?

病室

生活につながってこそのリハビリテーション。その中身とは…?

先に理学療法士の仕事内容(1)にてご説明した理学療法士が行うリハビリ業務。
その根本となるリハビリテーションの語源を探ると、

リハビリ:re(再び)habilis(適した)
テーション:ation(にすること)=状態・動作・動作の結果

とされます。

先に、運動療法・物理療法についてご案内したため、
身体状態の回復を促すことのみがリハビリと捉えられたかも知れませんが、
それが理学療法士の目指すリハビリではありません。
また、一般的な名称である『リハビリ』と略して申してきましたが、
語源からもわかるとおり、正確には『リハビリテーション』として
身体機能の回復を動作や生活につなげていくことが、
理学療法を行う上で重要になります。

それらを踏まえて最も大事な目標となるのが、

『A.D.L(日常生活動作)の自立と Q.O.L (生活の質)の向上』です。


『A.D.L(日常生活動作)の自立とQ.O.L (生活の質)の向上』について


A.D.L(日常生活動作)とは?
A.D.L:Activities of daily living(日常生活動作)は、食事や排泄、入浴など
人間らしい生活を営む上で必要になる基本的行動のことです。
A.D.Lの評価は、“しているA.D.L”と、”できるA.D.L”という二点に分けられます。
しているA.D.Lとは、実際に日々の生活の中で行なっている日常生活動作のこと。
できるA.D.Lとは、日々の動作ではなく、やらせてみてできる日常生活動作のこと。
極端な例を挙げると、ベッドから車いすに移る時に、
普段の生活では人から介助をもらっている⇒しているADL
ベッドから車いすに自力で移るように伝えると、
自分の力だけでできる⇒できるADLと、なります。

Q.O.L(生活の質)とは?
Q.O.L: Quality of Life(生活の質)は、まさに人間が生きるということの根本です。
ただ生きるのではなく、いかに生きるのか。どうありたいのか。
これは誰しも人間として生きていく上で必要なことであり、
例えるならば、〇〇が食べたい。〇〇が欲しい。〇〇になりたい。といったことを達成したいという願望もそれにあたります。
それは歳をとっても、病気になっても、生きている以上、不変のものであり、
なによりも強い生きる気力になります。