ダブルパッセージは捨てない

一般的には、初級者の大半はパート7の途中で時間切れになり、ダブルパッセージ問題は塗り絵するものなのですが、これはお勧めしません。
というのも、実はダブルパッセージは、多くの人が考えているほど難しいわけではないからです。
ダブルパッセージが難しく感じる一番の理由は、後半の時間があまりないときに、解くことになるからです。試験の終了時刻が迫っていれば、当然急いで解かなければならず、本文をしっかり読んで、設問の答えを検証する余裕もありません。このようなパニック状態の中、勢いだけで解いても、当然選んだ答えに自信が持てるはずはなく、結果的に「難しい」と感じるのです。
しかし、正しい解き方を身に付け、時間さえかければ、初級者でもダブルパッセージで5問中3問くらいは取れるようになります
塗り絵して、1/4(25%)の正解率だったのを、3/5(60%)に上げることができれば、それだけでもかなりのスコアアップが期待できます。ダブルパッセージは全部で20問なので、5問(25%)→12問(60%)で、正解数を7問増やすことができる計算になります。

パート5の後半を捨てる

常識的には初級者が必ず塗り絵をするはずのダブルパッセージを捨てないとすれば、代わりに別のパートを諦める必要があります。

初級者が捨てるべきパートとして、絶対的にお勧めなのがパート5の後半(122-140)の19問です。
最近のTOEIC公開テストでは、パート5問題は見開きで最初のページに21問(101-121)、次のページに19問(122-140)掲載されています(以前は、20問ずつでした)。
前半の21問では、品詞問題(名詞、形容詞、副詞などの中から、適切な形を選ぶ)のような、比較的簡単な問題が出題されることが多いので、これらの問題はなるべく時間をかけずに正答率6~7割を狙って解いてください(8分が目安)。
しかし、後半の19問には、語彙問題(4つの異なる単語から、意味的に適切なものを選ぶ)など、難問の割合が多くなります。

ですので、初級者の場合は、仮に全部解いたとしても、知らない単語や表現に関する問題はほとんど正解できないため、全て塗り絵した場合(正解率25%)と、それほど変わらない正答数になる可能性もあります。
もし全部自力で解いても、全部Cにしても、ほとんど同じくらいの正答数ならば、パート5の後半はあえて塗り絵して、その分余った時間を、より正解率を上げられる可能性が高いダブルパッセージにかけた方が賢明なわけです