販促プロモーション/Webサイトへの集客方法

メルマガのポイント その1 目的を明確にしよう(2ページ目)

大きなコストをかけることなく、見込客や既存客との関係性を深めていくことのできるメールマガジンは、非常に優れた販促手法です。今回はメールマガジンを発行する目的などについてご紹介します。

横井 孝治

執筆者:横井 孝治

介護・販促プロモーションガイド

メールマガジンの目的

継続してメールマガジンを発行することで、読者のファン化を進めることができます

継続してメールマガジンを発行することで、読者のファン化を進めることができます

では、そもそもメールマガジンとは、どういうものでしょうか。

元々の意味としては「Webサイトなどを通して得たメールアドレスに対して、さまざまな情報を掲載したメールを定期的に送ること」なのですが、個人や企業を合わせると、国内で10万種類以上のメールマガジンが発行されているとも言われるなかで、単に「メールを定期的に送ること」を目的にしていては、販促の役に立てることはできません。

企業が販促のために発行するメールマガジンの目的としては、次のようなものが挙げられます。

1.顧客との繋がりを維持する
見込み客も既存客も、名刺交換やメールの交換、一度だけの取引をしただけで、その後の連絡を疎かにしていると、次第に企業のことや商品・サービスのことを忘れてしまいます。メールマガジンを通して継続的に情報を発信し続けることで、自社のことや商品・サービスのことを記憶に留めてもらうことが可能です。

2.企業イメージや商品・サービスのイメージ向上をはかる
企業からのメッセージや商品やサービスに込められた思い、スタッフからのコメントなどを掲載することで、読者の共感を高め、ブランディングをはかることができます。

3.既存顧客のファン化を進める
継続的に読者が喜ぶ情報を提供し続けることで、自社および商品・サービスのファン化を進めることができます。その結果、リピート購入率のアップ、クチコミでの評価向上、他の顧客の紹介数の向上といった効果が期待できます。

4.顧客を育成する
商品やサービスの使いこなし情報や、他の顧客の成功事例などを掲載することで、読者が商品やサービスに対する知識を身につけ、より自分に合った商品・サービスの選択や活用を行えるように教育することが可能です。

5.各種コンバージョンへ誘導する
読者とのコミュニケーションが十分にとれるようになっていれば、新商品情報やキャンペーン情報などを告知することで、読者の「この商品・サービスが欲しい」という気持ちをかき立て、コンバージョンへと誘導することができます。
 

メールマガジンの基本は「根気」

実際の顧客との関係づくりに時間がかかるのと同様、1通や2通のメールマガジンを発行したところで、読者との関係が急に良くなるようなことはありません。

仮に良質なコンテンツのメールマガジンを週に1回のペースで配信するとして、短くて半年、長ければ1年ぐらいかけて、ある程度の信頼が得られるようになってくるものだと考えてください。

短期間で収益を上げることはできませんが、一度、自社や商品・サービスのファンとして取り込むことができれば、競合他社に乗り換えられるリスクの少ない優良な顧客になってもらえるわけですから、根気よくメールマガジンの発行を続けていきましょう。

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