産後の基礎知識/産後の準備

一人で抱え込まない!「産後プラン」のススメ

出産後、何だかツライ!聞いていなかった!そんな思いをしていませんか?妊娠・出産に比べ、イメージすらしていなかったという声が多い「産後」。この時期どんなことが大切か、妊娠中から出来ることは何かを考えてみましょう。

執筆者:丑田 香澄

出産後、赤ちゃんが産まれて幸せなはずなのに、何だかツライ!聞いていなかった!そんな声をよく耳にします。

産後は、女性の心身や、生活そのものが大きく変化する、いわば人生における一つの節目。この時期をどう過ごすかで、その後の育児や、家族の生活が変わることも。まずは、産後について知り、必要なことは何かを考えてみましょう。


産後の悩みとは?

【画像】なぜ泣くの?

なぜ泣くの?

出産直後から、母親は24時間の育児生活が始まります。出産で疲労した身体を十分にいたわることがないまま、小さい赤ちゃんを前に、頑張りすぎてしまうことが多いのが現状です。

泣きやまない……おっぱいが足りない?それとも病気?こんなに大変なのに、夫は妊娠前と同じ生活を送っているように見える……どうして私だけ?待望の赤ちゃんなのに、育児を楽しめないなんて母親失格?

見た目には分からないけれど、産後の身体はダメージを受けていて、回復には時間がかかります。そんな中、数時間おきの授乳に抱っこでの寝不足。また、身体の中のホルモンバランスが急激に変化し、精神的にも不安定になりがち。夫や周囲の言動や赤ちゃんの泣き声にイライラしたり落ち込んだりするのは、当然のことと言えるかもしれません。

妊婦をいたわることについてはよく言われますが、出産後は、本人も周囲も赤ちゃんを第一に気にかけ、母親のことは後回しに。「お母さんなのだから当たり前」「みんなが通る道」と、母親一人が我慢しがちですが、この時期に無理をすると、産後うつや離婚の危機にも繋がりかねません。

一人で抱え込まない

そんな産後に大切なのは、「抱え込まない」こと。日中に家を出られず、大人の話し相手がいない状態が続くと、気持ちもますます不安定になりがちです。些細な悩みを口にするなど、自分と赤ちゃん以外の第三者がいることで、ぐっと気持ちが明るくなる場合も多いものです。

そうは言っても頼るアテがない!誰かに甘えるのは苦手、という人も、まずは一度、改めて「産後に人の手を借りる」ことについて考えてみてはいかがでしょうか。


>> 産後、どんな手を借りられる?
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