ソニー銀行が6年連続NO.1の理由
日本経済新聞社が金融機関の接客・営業時間、商品・サービス、信頼性などの項目について顧客の満足度を調査した結果を公表しています。そこで6年連続のNO.1に輝いたのがソニー銀行。商品・サービスへの評価が高く、とくに住宅ローンや外貨預金などの商品が好評なのだそう。ソニー銀行といえば、店舗を持たずインターネットを介して取引を行うネット専業の銀行。ソニーグループの知名度や信用力に加え、幅広い金融サービスを提供することで順調に預金残高や口座数を増やしています。
外貨預金のラインナップが豊富
ソニー銀行の主力商品の1つとなっているのが外貨預金。通貨の種類は豊富で、アメリカドルやユーロ、オーストラリアドルといった定番以外に、ブラジルレアルや香港ドルなどの取り扱いもあります。金利の高さや為替レートの動きは通貨によって異なるので、いろいろな通貨がそろっていれば選択肢が広がります。さらに2012年10月から人民元、南アフリカランド、スウェーデンクローネもラインナップに加わり、2013年1月現在12の通貨の外貨預金がそろっています。
外貨預金の為替手数料が安い
外貨預金は円預金とは異なり、預けるときと引き出すときに為替手数料を支払わなければなりません。せっかく高い金利の預金をしても、為替手数料が高ければ受け取る金額が少なくなってしまうので、為替手数料の水準は実はかなり重要なポイントです。ソニー銀行の為替手数料は2012年12月から引き下げられ、アメリカドルやユーロでは1通貨単位につき片道15銭、オーストラリアドルでは45銭。大手銀行の為替手数料が1アメリカドルにつき1円程度、1ユーロにつき1.5円程度、1オーストラリアドルにつき2~2.5円程度であることを考えると、かなり割安だといえそうです。
ネット専業銀行は、店舗や人にかかるコストを削減できる分、顧客にとって魅力的な手数料や金利を提示しやすい体質になっています。
使いやすさ
インターネットを介した取引のメリットは、銀行の営業時間にしばられずいつでも必要なときに取引ができること。夜自宅でゆっくりパソコンやスマートフォンに向かうことも可能です。ソニー銀行の取引は、「MONEYKit」という名前のサイトで行います。可愛いキャラクターデザインが選べたり、おこづかい帳や目的別の貯金箱などの便利ツールが利用できたりするなど、サイトの使いやすさや楽しさも高い満足度の理由になっているようです。
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