ブラジル/ブラジル基本情報

ブラジル旅行のモデルコース(4ページ目)

日本から見てブラジルは地球の裏側。飛行機の乗り継ぎも含め、約24時間かかります。 その上、ブラジルの面積は日本の約23倍! 広いブラジルのどこへ行って、何を見るべき? 「ブラジルに行ってきた」と胸を張って帰国報告していただける、ガイド厳選コースを紹介します。

執筆者:今井 紀子

ブラジルの歴史、文化を知る 古都オウロプレット、サウヴァドール

ブラジルには、すばらしい世界文化遺産もあります。


オウロプレット(Ouro Preto)

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古都オウロプレットは、1980年に世界文化遺産に登録された。石畳と坂道が作り出す、おとぎ話に出てくるようなかわいらしい町並み


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バロック様式のサン・フランシスコ・ジ・アシス教会。内部の装飾や天井絵もすばらしい

アクセスの拠点はミナスジェライス州の州都、ベロオリゾンテ市(Belo Horizonte)。 「美しい地平線」という意味の街です。ミナスはチーズの産地としても有名です。古都や古い建築に興味のある方は1泊するのもいいと思いますが、そうでなければ、夕方までオウロプレットを観光し、夜は飲み屋が多いことで知られるベロオリゾンテで食を楽しむというのもお勧めです。ベロオリゾンテからオウロプレットまでは約100km。バスで約2時間の旅です。オウロプレット中心部にあるプラッサチラデンチス(Praça Tiradentes)から観光を始めるのが分かりやすいです。この広場には、ベストを着た公式ガイドがいて効率よく見所を案内してくれます。値段を確認してからお願いしましょう。

 

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石畳の坂を歩くのは思いのほか疲れることも。履きなれた靴で、無理のないスケジュールで周ろう

オウロプレットは「黒い金」という意味です。かつては金の大産地として栄えました。一方で、多くの黒人奴隷が鉱山で酷使されたという歴史もあります。 現在も、かつて奴隷部屋として使用された地下室などをみることができます。 ベロオリゾンテのコンフィンス空港(Aeroporto de Confins)へは、フォスドイグアスー国際空港からの便があります。イグアスの滝の次の訪問地にするのもお勧めです。 

 

サウヴァドール(Salvador)

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音楽に合わせて踊るように戦う武術カポエイラ(capoeira)など、アフロ・ブラジリアン文化を感じられる場所


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1598年に街の防衛のために建設されたバーハ要塞。内部も見学可能

バイーア州の州都サウヴァドール。ポルトガル語で救世主の意味のあるこの街は、1549年、ポルトガルによってサウヴァドールに総督府がおかれ、ブラジルの主要貿易港として発展し、最初の首都として栄えました。 当時のサウヴァドールの重要産業は砂糖で、サトウキビ農園の労働力として、アフリカから多くの黒人が奴隷として連れて来られました。

 

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金の装飾がまぶしいサン・フランシスコ教会。黄金の教会とも呼ばれている

首都であった1549年から1763年までの繁栄が、現在も建築物に残っています。 1985年にはペロウリーニョ広場(Largo do Pelourinho、ラルゴドペロウリーニョ)を中心とする旧市街が「サルヴァドール・デ・バイア歴史地区」として世界歴史遺産に登録されました。 ヤシの油やココナッツミルクを使った、こってりしたバイーア料理もお勧めです。海が近いので魚介類も美味しいですよ。 サルヴァドールへの移動手段は飛行機がお勧めです。ベロオリゾンテから長距離バスで行くとなると23時間は覚悟しなくてはなりませんが、飛行機なら約2時間です。 観光スポットを駆け足で見学すれば1泊2日。2泊3日あれば充分だと思います。 日中は治安が比較的よいですが、夜間の外出は注意が必要です。


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