子供と遊ぶ/子どものおけいこ・習い事

ますます多彩に! 子供の習い事事情(2ページ目)

子供の習い事もますます多様化していますが、最近は趣味・日本の伝統・自然体験をキーワードにした習い事が話題。どんなものがあるか紹介します。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

集中力や考える力を養う、囲碁

囲碁

囲碁はルールがシンプルなので小さな子供でもできる

日本の伝統文化である「囲碁」は、最近よく話題になる習い事のひとつ。「子供にやらせてみたい習い事」などに挙げられることも多いです。その大きな理由は、考える力や集中力を培うことができるから。囲碁には、思考力・推理力・判断力・直観力などが総合的に必要とされ、思考力を鍛えてくれるといわれます。さらに挨拶も重んじるため、礼儀を学ぶ場としても有効。また、世界の囲碁人口は4,000万人ともいわれており、将来コミュニケーションツールとして使えることもありそうです。

東京のこぐま会の大森校では、2012年から3歳から習える「100点キッズ 囲碁教室」をスタート。プロの棋士による丁寧な指導はわかりやすく、級の認定や認定状も励みになっているようです。小さなうちはママやパパが横に座ってやるので、初めての子供たちも安心して参加できます。

■100てんキッズ「囲碁教室」
対象:年少児~小学校3年生
費用:5回券10,500円(税込) ※1回券2,625円もあり
問い合わせ:03-6809-0510 (大森教室/火~金 10:00~17:00)
または問い合わせフォーム
HP:100てんキッズ「囲碁教室」開講のご案内 | こぐま会

 


全身を使って演奏する、和太鼓

「和太鼓教室TAIKO-LAB」

「和太鼓教室TAIKO-LAB」の親子教室

ピアノやリトミックなど音楽関連の習い事は人気が高いですが、日本ならではの「和太鼓」に取り組む子供たちも増えています。叩くというシンプルな演奏方法なので、ほかの楽器に比べると子供にとって、とっつきやすいのもメリット。仲間と演奏するので協調性なども身に付きます。楽器といえども全身を使って表現するので、かなりの運動量があるのも特徴。非常にバランスのよい習い事といえます。

世界最大級の和太鼓スクール 「和太鼓教室TAIKO-LAB」では、4歳~未就学児童と保護者(1名)が一緒に楽しめる「親子クラス」を開講しています。同クラスでは保護者も一緒に太鼓を叩くので、親子共々楽しめるのが特長。浅草や青山をはじめ、全国各地にスクールがあります。

■TAIKO-LAB 親子クラス
対象:4歳~未就学児(※保護者1名同伴)
費用:8,000円(月2回)など ※浅草スクールの例。教室によってことなる
問い合わせ:和太鼓スクールTAIKO-LAB浅草 0120-620-155
HP:和太鼓総合企業 株式会社太鼓センター

 


野菜作りを通じてリアルな食育、農業体験

キッズ土育

元麻布農園のキッズ土育

週末などを利用して、農業体験をするファミリーが増えています。最近では都市部にも貸し農園が増え、以前より気軽に野菜づくりも楽しめるようになりました。また、道の駅や農業公園での収穫体験イベントも多彩です。農業を通じて、自然と触れ合ったり、食べ物の大切さを学ぶことは子供の食育のひとつでもあります。

元麻布農園で開催している「キッズ土育」は東京の真ん中にいながら、本物の野菜づくりが気軽にできるプログラム。5ヵ月間のコースのなかで、「土づくり・種まき~お手入れ~収穫~料理」の一連の野菜づくりのプロセスを体験することができます。さらに、農家の畑へ実際に遊びに行ったり、遠足に出かけたり、季節ならではのイベントもいろいろ。「スーパーなどでは季節関係なく様々な野菜が一年中買うことができる今の時代ですが、そんな時代だからこそ、旬の野菜を学ぶことも大事」と担当者。体験参加もできるので気軽にのぞいてみては。

■キッズ土育
対象:3~8歳くらい
費用:コース(全7回) 24,000円 (予定)
※2013年4月より春夏コースがスタート。詳細は3月上旬に発表予定
問い合わせ:03-6805-1661、または問い合わせ・申し込みフォーム 
HP:スクール情報 - 元麻布農園

 


森や山、草原など豊かなフィールドで、自然体験

キープ森のようちえん

「キープ森のようちえん」では子どもたちがのびのびと森のなかで遊ぶ

昨今、大人でも山登りやキャンプを楽しむ人が増えています。自然のなかで感じる解放感や爽快感は多くの人が知るところでしょう。子どもたちにも、本物の自然に触れ、たくましく育ってほしいものです。家族でキャンプなども1つの方法ですが、自然学校など野外での体験ができる場を利用すれば、より気軽に、そしてより多彩な体験ができます。

山梨県の八ヶ岳南麓にある清里では、10年以上前から野外保育プログラム「キープ森のようちえん」を進めています。月に1回程度、1~2泊のプログラムを開催。テーマや内容は回によって違いますが、子どもたちは、清里高原の森や山や草原という豊かなフィールドで様々な体験を通して遊びます。親子で参加する企画ですが、昼間の活動時間は基本的に親子別行動。子どもたちは、いろんなところで保育の経験がある保育者と一緒に森の中で過ごします。

子どもが森で遊んでいる間、大人たちは、トレッキング、森の散策、ネイチャークラフト、ドラム缶風呂、薪割り、アウトドアクッキングなどキープ自然学校のスタッフが、その季節ならではの遊びを提案しています。もちろんフリータイムにもできます。子どもが寝静まってからの夜の時間は、大人同士の交流の場になったり、保育者が昼間の子ども達の様子をスライドとお話で伝える場にもなっています。

■キープ森のようちえん
対象:満3~6歳の幼児とそのご家族
費用:子ども(3歳以上小学6年生以下)1泊11,000円、大人(中学生以上)13,000円、日帰り参加(平日のみ)4,000円など(予定)
※宿泊費・食費・プログラム費・保険料金・消費税等を含む
※2012年度の受付は終了。2013年度のスケジュールは3月末ごろホームページなどで案内。4月に1週間ほど受付期間を設定。集計後お返事します
問い合わせ:キープ森のようちえんプロジェクト事務局(キープ自然学校内)0551-20-7701
HP:山梨県清里高原 キープ協会|キープ自然学校 | キープ森のようちえん

 


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