「一緒にお仕事するのはムリです」
仕事をするってやっぱり楽しい?
せっかくデータを入力したのに、あれからUさんからは何の連絡もない。と、思っていたらUさんから電話。
Uさん:「ごめんなさい。ちょっとA子さんには、この仕事ムリだと思う」
え?どういうこと……?!
Uさん:「これ、仕様書読みました?」
Yちゃん:「あ、ちらっと見ました」
Uさん:「……。住所に関しては、現在の市区に修正って書いてあったんだけど」
Yちゃん:「え、はい、気がついたところは直しました」
Uさん:「でも、静岡県清水市になっていますよ。石川県松任市とか……」
Yちゃん:「え~、行ったこともないし、知らなかったので」
Uさん:「……。あと『渡邉』を勝手に『辺』にしてるでしょ?英数字も半角なのに、全角、半角バラバラ……。ごめんなさい、これ仕事だから、A子さんにはもう頼めない。ごめんなさい」
電話が切れた。ショックだった…。
○月13日 くもり
何だか自分を否定されてしまったようで、悔しかった。あらためて仕様書をよく読むと、確かに住所は「平成19年4月合併後を表記」と書いてあった。う~ん。仕事だから「知らない」じゃすまないみたい。やっぱり自分には自宅で仕事をするのは向いていないのかもしれない。やめておこうかな……。
○月20日 晴れ
在宅ワークについて、Uさんのことがあってから自分なりに考えてみた。この仕事って、ある程度は教えてもらえるみたいだけど、スキルアップは一人でしないといけないみたい。やっぱり自分にはムリだと思う。いつか、もう少し赤ちゃんが大きくなったら、もう一回挑戦してみようか……。少し悲しいけど今は諦めます。
結局、A子さんは在宅で仕事を始めることを先延ばしにしました。私からみても、厳しいようですが、A子さんのような気持の方には、仕事をお願いすることはできません。もし、これから在宅ワークを始めようと考えている方で、A子さんのような甘い考えがあるならば。今すぐ気持を切り替えてくださいね!
絶対仕事みつけるゾ!主婦ワーカー奮闘日記 前編