台北の歴史を感じる 「四四南村」
台北101をはじめ多くの商業が集まり、賑わいを見せる信義エリア。そんな近代的な印象とは対照的に、昔ながらの台湾の雰囲気を感じられる場所があります。それが「四四南村(スースーナンツン)」です。ここは、外省人である軍人が家族と住んでいたコミュニティ「眷村」でした。中国の青島出身の人々が暮らしていたのですが、信義区の開発に伴いこの地を去ったのだそうです。その住まいだった建物が文化遺産として残されています。敷地に入ってすぐの場所には「眷村文物館」があります。台湾の人々の暮らしの道具が展示されていました。日曜になると広場では「Simple Market」という青空市が開かれます。ハンドメイドの雑貨や食品、フルーツなどがのんびりとした雰囲気の中販売されていましたよ。また、「好,丘」というベーグルカフェもあり、とてもおしゃれな店内で一息つくことが出来ます。とても人気のお店のようでした。
このレトロな雰囲気は台北の若者にも人気のようで、一眼レフのカメラを片手に、いろんな場所を撮影する人を何人も見かけました。2013年末に完成予定のMRT信義線が開通したら、もっとアクセスが便利になりそうです。緑が多い敷地内は、蚊が多いので注意してください。
■四四南村 眷村文物館
・住所:台北市信義区松勤街50号(A館)
・アクセス:MRT市政府駅から徒歩約15分
・開館時間:9:00~16:00
・料金:無料
・休み:祝日、月曜休み