すべての年齢層にわかりやすいストーリー展開が魅力
現在日本では、劇団四季が上演している『ライオンキング』。王道中の王道ですが、ミュージカル初体験の方には、こちらが一番入りやすいと思います。5歳ぐらいの子どもから、おじいちゃんおばあちゃんまで、すべての年齢層の方々がご覧になれます。このミュージカルのベースになったのは、ご存じ、ディズニーのアニメーション映画。サバンナにある動物たちの王国・プライドランドを治めるライオン王の、親子二代にわたる成長を描いてます。
子どもにもわかりやすいストーリー展開でありながら、大人も共感できるのは、我々人間にとって、というより、生きとし生けるものすべてのテーマである「生と死」について扱っているからでしょう。
ミュージカル『ライオンキング』には、さまざまな動物が出てきますが、一瞬、人間が演じているのを忘れるほどです。本物のように見える動物たちが動いて、歌ったり踊ったりするのですから、それだけで十分楽しいはずです。
2012年12月には、日本初演14周年を迎えるそうですが、ミュージカルの王様は、やっぱり王道中の王道を進むのですね。
■劇団四季ミュージカル『ライオンキング』