1、はじめに
在学中に資格取得を目指す大学生は少なくありません。今回は大学生におすすめ資格として行政書士受験についてお話したいと思います。私は中央大学で生協主催の学内講座を三年間担当して、主に法学部生に行政書士受験対策を指導してきました。また、資格の大原でも、多くの大学生を指導してきました。その経験からお話したいと思います。
2、自分の法律適正をはかる物差しとして
一般の学生はもちろんですが、法学部生にも自分の法律適性に自信を持てない方 が多くいます。自分が文系か理系かは12年の教育を受けてわかりますが、法律は大学に入って初めて勉強します。法学部生といえども自分の法律適性に自信がもてないのです。弁護士・公認会計士・弁理士のように学生が志望する法律系国家資格は、多くの時間を必要とし、大学生活を灰色にしてしまいます。そして、大学生活を犠牲にしたからと言って、受かる保証は何もありません。だから、法律適正に自信がない学生は受験を躊躇してしまうのです。しかし、これは自らチャンスを放棄しているとも言えるのではないでしょうか。
行政書士は法律適正をはかるのに最適です
そこで、自分の法律適性をはかる物差しとして行政書士試験を受験してみてはいかがでしょうか?行政書士試験ならば、一日三時間の勉強を一年間で足りますので、大学生活との共存は可能です。もし、受験を通じて法律の面白さや法律適正に自信が持てたならば、上位法律系国家資格を目指してみてはいかがでしょう。