絵本作家、レオ・レオニの素顔
レオ・レオニの最初の作品。孫のために書いた。
レオ・レオニのシリーズは「世界の名作絵本」の部類にはいりますね。書店に行けば必ずあるシリーズです。レオ・レオニ(1910~1999)は孫が生まれて「おじいちゃん」になってから、初めて絵本作家としてデビューした人です。彼が「おじいちゃん」になって初めての作品は、1959年に書いたLittle Blue and Little Yellowでした。49歳の時です。孫と一緒に列車に乗っていたときのインスピレーションから生まれた物語でした。
アメリカの児童書の賞として権威のあるコールデコット賞を4冊でとっています。特に有名なのはSwimmy(1964)ですね。これは小学校の国語の教科書にも使われています。あとはInch by Inch(1961)、Frederick(1968)、Alexandar and the Wind-Up Mouse(1970)です。この4冊はストーリーもイラストのコラージュも素晴らしいので読んでおきたいですね。
レオ・レオニの100周年記念サイトでは、レオ・レオニが自分自身のことや絵本のことを語っています。レオ・レオニの語っているビデオ。
最初の読み聞かせは平易な英語の絵本がいい
英語子育ての読み聞かせに選ぶレオ・レオニのシリーズは、平易な英語の文章から始めましょう。おすすめは、Little Blue and Little Yellowです。青と黄色が混じり合う緑色になりますね。この変化を子どもと一緒に楽しみましょう。
ケンカばかりのカエル君たち。解決策はなに?
It's Mine!は、カエルが食べ物をめぐってケンカするという話です。この物語を読んだら、実際に手遊び工作をするとよいでしょう。さきほどの100周年記念サイトで、カエルの切りぬきや、おたまじゃくし、魚を切りぬくアクティビティシートがダウンロードできます。
絵本を英語教育に利用するというのは、じっくり物語を楽しむ丁寧さが大切です。ただ一度の読み聞かせでは非常にもったいないです。英語教育のことも考えながら、よりていねいに子どもの成長に大切な教育をすることがでいます。絵本の中にはいっぱい楽しいヒントがあります。それらを利用して英語教育の観点から、言語教育として育てられる内容を考えて、英語絵本の読み聞かせに取り組んでもらいたいと思います。読み聞かせを続けていると、いずれ子ども自身が自分一人で読めるようになります。
英語子育てには英語絵本がとても効果があります。その他、英語子育てに便利な最新英語教材など、2月18日全国発売のプレジデントファミリー4月号(880円)の取材を受けましたので、そちらにたくさん紹介しておきました。子ども英語教育の最前線の特集号です。
■関連サイト:レオ・レオニ100周年記念サイト