子供の教育/習い事

家庭に必要な習い事の事業仕分け

9割の子どもが何らかの習い事をしています。習い事に忙しくて勉強や遊ぶ時間が取れずに不満をもらす子もいます。せっかく習うのなら一生の宝になるような、習い事の上手な利用法を考えたいものです。

高橋 公英

執筆者:高橋 公英

学習・受験ガイド

習い事で忙しい子ども

バイオリンを引く少女

9割の子どもが習い事をしている

最近の子どもたちを見ていて感じます。とても忙しいと。少し古いですが2007年ベネッセの調査では、習い事をしている子どもの割合は次のとおりです。

小学校入学前 39%
小学校低学年 85%
小学校中学年 87%
小学校高学年 88%

習い事ベスト3は水泳・音楽・英語です。習い事に通う日数は週2~3回ですが、小3の約半数が週3回以上、さらに17%の子どもが週5回も習い事に通っています。

ガイドがよくおじゃましている幼稚園でもスイミングと楽器の2つを習っているお子さんはとても多いです。プラスお勉強系の通信教育かプリント教室の3つという子も少なくありません。

中には週1日しかお休みがない子どもがいて、先のベネッセ調査で週5通っている生徒は、このパターンになります。

習い事を始める動機

習い事を始めるきっかけはどのようなものなのでしょうか。

  1. 下手な鉄砲も数打ちゃ当たる
  2. 子どもがやりたいと言う
  3. ママ友に誘われた

1は「子どもの適性がわからないから色々やらせて、合っているものを見つけたい」というケース。

2は友だちがやっているのを見て「僕もやりたい」と言い出し始めるケースです。

3は「うちの子に◯◯をやらせようと思うけれど、一緒にどう?」と誘われて始めるケース。

何が子どもに合うかわからないので、やらせてみることに問題はないのですが、いくつも同時にとなると疑問です。

例えば楽器演奏ならば、やはり毎日の練習が必要です。それなのに同じように日々の稽古が必要なバレエを同時に習うのは負担が多すぎて、どちらも本当の適性をさぐることができません。

ですからある習い事を1年やってみて、向いていると思えば続け、そうでなければ違うものにトライするというようにして、適性を探す方が良いでしょう。

それに加えて今は小学校の宿題も多いので、習い事と勉強を両立させなくてはなりません。習い事で週3日も4日も時間を使っていたら、勉強時間も確保しづらくなります。

-->弱点克服のための習い事
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