Hi, friends!は東京書籍で作られています。
6年生用の補助教材。文字もたくさんあります。
でも、ずっとHi, friends!がこのまま使われていくという保証もありません。実際に、「英語ノート」が1年間使われただけで「Hi, friends!」へ移ってしまいましたら、今後もこのような展開があるかもしれません。ちなみに、「英語ノート」は開隆堂で作られていましたね。日本には英語教科書の老舗三大メーカーがあります。東京書籍、開隆堂、そしてもう一社、三省堂です。もし、Hi, friends!の次の補助教材があるとすれば、三省堂で作られるとしてもおかしくありません。
必修化以前、各社が小学校英語テキストを作った
私はいずれ、現在の中学校英語教科書採択と同じように小学校外国語活動のテキストも各市町で、自由に採択できるときが来ると思っています。当時、開隆堂の小学校英語テキストSunshine Kids作成には私も関わらせて頂きましたが、三省堂にも似たようなテキストKids Crownがあります。東京書籍にもHi, friends!とは別にテキストJunior Horizon Hi, Englishがあります。中学校英語教科書を作っている三社ですので、それぞれの中学校英語教科書の名前にKidsやJuniorを付けて名付けていますね。もちろん、この三社以外の出版社も小学校外国語活動のテキストを作成しています。私自身のお気に入りの小学校外国語活動用のテキストは光村図書のジュニアコロンブス21です。
英語ノートと、Hi, friends!の役割は、全国の小学校英語教育の一定基準を作ることでした。私は、児童数1,000名規模の小学校、児童数30名の地方の小規模校など各地いろいろな公立小学校を訪問して、Hi, friends!の内容で外国語活動が行われているのを参観していると、すでにその役割を果たしていると感じます。本当に隅々まで行き渡っている小学校英語教育です。今後は、各市町、小学校で地域の特性を生かした外国語活動に取り組んでもよいと思います。