現在、小学校の英語ではHi, friends!が使われています

3年前、必修化目前の自民党政権のときに「英語ノート」が準備されました。次に民主党政権に変わってからあの事業仕分けで「英語ノート」は廃止に追い込まれましたが、何とか復活して出版されました。私はこの時、本当にやれやれ良かったと思いましたね。そして、苦肉の策でしょうか、あらたに平成24年度4月から、「Hi, friends!」という名前で小学校外国語活動用の補助教材が出版されて、現在、小学校で使われています。先の選挙で、再び、自民党政権に戻りましたから、「Hi, friends!」の運命はどうなるのでしょうか?

実は、教科書ではありません

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これは5年生用。小学校外国語活動の補助教材です

小学校外国語活動は「教科」ではないので、Hi, friends!は教科書ではありません。呼び名は「補助教材」です。名前のとおり補助ですから、使ってもいいし使わなくてもいいのです。しかし、指導する先生としては、何らかの指針があるほうが教えやすいため、文部科学省がHi, friends!を用意して配布したという流れでした。

小学校における英語教育は、実際に学校訪問をしてみると面白いことがわかってきました。市町、小学校によっては、英語を「教科」と決めて、しっかりカリキュラムを作って実践しているところもあるのです。私は必修化された年の平成23年6月から、各市町の小学校を月に1~2校の割合で訪問して外国語活動を参観しています。これまでに28校訪れて、そのうち2校では「教科としての英語」が指導されていました。教科となった流れとして、保護者や地域の声が大きく影響しているようです。こちら2校でも補助教材のHi, friends!が使われていましたが、カリキュラムにフォニックスを取り入れる、オリジナルテキストを使うなど独自の工夫がしてありました。

補助教材もある、電子黒板もある、教材も豊富

2011年度からスタートした小学校外国語活動は、それ以前20年ほど前からずっと研究され続けてきました。そのため、必修化への準備は相当なもので、現在では教えるためのインフラはすでに整っている状態です。電子黒板も外国語活動で使われています。お金も時間もかけていますね。あとは小学校のヤル気と持続です。でも実際は、これがなかなか難しいため、小学校ではできるところから徐々に実践しています。