いよいよ泰山へ!
泰山への第一歩、「一天門」
頂上までは8938m、6366段の階段を登らなければなりません。早い人で4時間、普通の人で5~6時間といったところ。ずっと石畳で舗装されているので非常に歩き易いですが、はっきり言って、めちゃくちゃ疲れます!
中天門付近と泰山の全容
中天門から十八盤へ
中天門にたどり着くと急に視界が開け、泰山のほぼ全容が眼前に飛び込んできます。標高840m。安心したのもつかの間、ここからは泰山登山もいよいよ佳境、勾配がさらにきつくなります。秦の始皇帝が雨宿りをしたという「五大夫松」
五大夫松を過ぎてしばらく行くと右手の山肌に詩文が刻まれているのが見えてきます。清の乾隆帝が行幸した時に詠んだもので、「万丈碑」と呼ばれています。
いよいよ最大の難所、「十八盤」!そして南天門へ
泰山名物「十八盤」。1600段の急勾配を一歩一歩登る最大の難所
そして、ついに泰山登山は最大の山場を迎えます。800mの距離の間に、約1600段の石段で計400mを上る「十八盤」が待っています!
傍らには「天に登るが如(ごと)し」の刻みが
手すりがあるのでそれほど怖くはないのですが、後ろに倒れでもしたら一気に下まで転げ落ちてしまいそうな角度です。どんなに体力に自信がある人でも、ここでは無理をせず休みながら登っていきましょう。
十八盤のゴール、「南天門」
この南天門は1264年の創建で標高は1420m、ここまで来たら頂上はあと少しです!
天街を通って最高峰「玉皇頂」へ!
まさに天国にいる錯覚を覚えそうな「天街」の街並み
この天街にはお土産屋や旅館などが多くあります。山頂で一泊する予定の人は、良さそうな宿の当たりを付けておくと良いでしょう。
泰山の神秘的な山並みを見下ろす
726年、唐の玄宗皇帝による「唐摩崖」(右側の金字の部分)
長い道のりを経て、ついに泰山の頂上「玉皇頂」に到達!
ついにたどり着いた最高峰、封禅の儀式を行った歴代中国皇帝の気分に浸りながら、気の済むまで中国悠久の歴史と壮大なロマンに思いを馳せましょう!
>> ハイライトは翌朝の御来光!ぜひ山頂で一泊してください