建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

2つの道に挟まれたゆとりのある空間[クウハウス](5ページ目)

暗渠の水路と道路に挟まれた細長い敷地に建つ、20代後半の若夫婦と子供のための小さな家です。限られた敷地と予算の中で、最大限に豊かな空間を追求した「小さいながらもゆとりのある空間」を実現しています。

執筆者:川畑 博哉

家族を癒す3つの窓辺

 

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テラス
1. 北向きの屋上テラス。ハンモック用の金具と、植物用の散水栓が設けられている。写真:西川公朗
2. 螺旋階段の隣のベンチは南向き。ベンチの下は収納。写真:西川公朗
3. テラスの下のラウンジにはハンモックが吊るせる。


この家には、リラックスできる「3つの窓辺」が用意されています。まず散歩道と庭を眺められる南側の1階の土間。そして螺旋階段を昇りきった先にある、南側のベンチ付きの出窓のような空間。3つ目はハンモックが吊るせる北側の屋上テラスです。この3つの窓辺に座って本を読んだり、子供を遊ばせたり、昼寝をしたりと、家族は思い思いの時間を過ごすことができるのです。
この小さな家は、土間、出窓、テラスといった「マージン」のようなスペースを、外部と内部の混ざり合う空間として活かされ、これからも家族のライフスタイルの変化に対応しながら、その成長を見守り育てていくことでしょう。

◆建築データと建築家プロフィール


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